エクセルで入力したフォントやフォントサイズが勝手に変わってしまったり、文字色が意図せず変わったりして困った経験はありませんか?
この記事では【Excel】エクセルでフォントが勝手に変わる原因と対処法(フォントサイズ・文字色・半角になる場合も)について解説していきます。
ポイントは
・フォントサイズ・文字色が意図せず変わる場合の対処法
・入力した文字が勝手に半角になる原因と解決方法
です。
それでは詳しく見ていきましょう。
エクセルでフォントが勝手に変わる原因と対処法1【標準フォントの設定を固定する】
エクセルで新しいセルに入力するたびにフォントが変わってしまう場合、ブックの標準フォントが意図した設定になっていないことが主な原因です。
まずは以下のようなサンプルデータを用意してみましょう。

標準フォントを固定するには、「ファイル」タブ→「オプション」→「設定」を開きます。
「次のフォントを既定のフォントとして使用する」の欄で使用したいフォント(例:游ゴシック・MS Pゴシックなど)を選択し、フォントサイズも合わせて設定してOKをクリックします。

設定変更後はエクセルを再起動することで新しい標準フォントが反映されます。
標準フォントを固定しても、テンプレートやコピー元のファイルに別のフォントが設定されている場合はそちらが優先されることがあるため、よく使うテンプレートのフォント設定も合わせて確認しておきましょう。
新規ブックの標準フォントを統一したい場合は、設定変更後に作成した新規ブックから反映されます。
標準フォントの固定は「ファイル」→「オプション」→「基本設定」の「次のフォントを既定のフォントとして使用する」から設定します。変更後はエクセルの再起動が必要です。
エクセルでフォントが勝手に変わる原因と対処法2【スタイルやテーマがフォントを上書きする場合】
セルに設定したフォントが保存後に変わってしまう場合、セルスタイルまたはテーマのフォント設定がセル個別のフォント設定を上書きしている可能性があります。
エクセルのテーマには「見出しフォント」と「本文フォント」が設定されており、セルスタイルがこれらのテーマフォントを参照している場合、テーマが変わるとフォントも連動して変わります。

この問題を解決するには、フォントを設定する際にテーマフォント(「見出しのフォント」「本文のフォント」と表示されるもの)を選ばず、フォント一覧の中から直接フォント名を選択します。
テーマフォントではなく固有のフォント名(例:「MS Pゴシック」「游ゴシック」)を直接指定することで、テーマが変更されてもフォントが変わらなくなります。
「ホーム」タブのフォント選択欄の上部に表示される「テーマのフォント」は避け、下部の「すべてのフォント」の中から目的のフォントを選ぶことがポイントです。

また「ページレイアウト」タブの「テーマ」からテーマ自体のフォント設定を変更する方法もあります。

テーマフォントによるフォントの変化を防ぐには、フォント選択時に「テーマのフォント」ではなく「すべてのフォント」の中から固有のフォント名を直接選びます。
エクセルでフォントが勝手に変わる原因と対処法3【フォントサイズが勝手に変わる場合の対処法】
入力するたびにフォントサイズが変わってしまう場合、セルに設定されたスタイルや条件付き書式がフォントサイズを上書きしている可能性があります。
まず「ホーム」タブの「条件付き書式」→「ルールの管理」を開き、対象セルに適用されている条件付き書式の中にフォントサイズを変更する設定がないか確認します。

不要な条件付き書式が見つかった場合は削除または修正します。
次にセルスタイルの確認も行います。
「ホーム」タブの「セルのスタイル」を開き、対象セルに適用されているスタイルを確認します。

スタイルにフォントサイズの設定が含まれている場合、スタイルを「標準」に変更するか、スタイルの定義を編集してフォントサイズの設定を解除します。
コピーして貼り付けたセルにコピー元のフォントサイズが適用されてしまう場合は、「値のみ貼り付け」(Ctrl+Alt+V→値)を使うことで書式の引き継ぎを防げます。
フォントサイズが勝手に変わる場合は条件付き書式とセルスタイルの設定を確認します。コピー貼り付け時の書式引き継ぎを防ぐには「値のみ貼り付け」を使います。
エクセルでフォントが勝手に変わる原因と対処法4【文字色が勝手に変わる場合の対処法】
セルの文字色が意図せず変わってしまう場合も、条件付き書式がフォント色を上書きしていることが最も多い原因です。
「ホーム」タブの「条件付き書式」→「ルールの管理」を開き、対象セルに適用されているルールの中にフォント色を変更する設定がないか確認します。

条件付き書式でフォント色を変えているルールが見つかった場合は、条件が意図したものかどうかを確認し、不要であれば削除します。
また、ハイパーリンクが設定されているセルは自動的に青色・下線付きのフォントが適用されます。
リンクをクリックした後は紫色に変わるため、これが意図しない文字色変化に見えることもあります。
ハイパーリンクのフォント色を変更したい場合は、「ホーム」タブの「セルのスタイル」から「ハイパーリンク」または「リンク済みのハイパーリンク」を右クリックして「変更」を選び、フォント色を設定します。

文字色を固定したいセルには、条件付き書式でフォント色を指定するルールが当たっていないかを定期的に確認する習慣をつけることが大切です。
文字色が勝手に変わる場合はまず条件付き書式のルールを確認します。ハイパーリンクの文字色を変えたい場合は「セルのスタイル」から「ハイパーリンク」スタイルを編集します。
エクセルでフォントが勝手に変わる原因と対処法5【入力した文字が勝手に半角になる場合の対処法】
全角で入力したはずの文字が勝手に半角に変換されてしまう場合、入力規則でIMEの入力モードが制限されていることが原因であることが多いです。
対象のセルを選択し、「データ」タブの「データの入力規則」をクリックします。
「日本語入力」タブを開き、「日本語入力」のドロップダウンを確認します。

「半角英数字」や「オフ(英語モード)」に設定されている場合、そのセルに入力するとIMEが自動的に半角モードに切り替わります。
設定を「コントロールなし」に変更することで、IMEの自動切り替えが解除されます。
入力規則の「日本語入力」設定はセルごとに管理されているため、複数のセルに設定されている場合は列全体を選択してまとめて変更するのが効率的です。
また、ASC関数やJIS関数がセルに設定されていて、入力値を自動的に半角・全角変換している場合も文字が勝手に変わって見えることがあります。
数式バーで数式の内容を確認し、不要な変換関数が含まれていないかをチェックしましょう。
文字が勝手に半角になる場合は「データ」タブの「データの入力規則」→「日本語入力」タブで設定を確認します。「半角英数字」などになっている場合は「コントロールなし」に変更します。
まとめ エクセルで文字サイズや色が勝手に変わる(大きさcalibri・半角になる場合も)原因と対処法
エクセルでフォントが勝手に変わる原因と対処法をまとめると、次のとおりです。
標準フォントを固定するには「ファイル」→「オプション」→「基本設定」から既定のフォントを設定し、エクセルを再起動して反映させます。
テーマフォントによるフォントの変化を防ぐには、フォント選択時に「テーマのフォント」ではなく「すべてのフォント」から固有のフォント名を直接選択します。
フォントサイズが勝手に変わる場合は条件付き書式とセルスタイルの設定を確認し、コピー時の書式引き継ぎは「値のみ貼り付け」で防ぎます。
文字色が勝手に変わる場合は条件付き書式のルールを確認し、ハイパーリンクの色は「セルのスタイル」から変更します。
文字が勝手に半角になる場合は「データの入力規則」の「日本語入力」タブで設定を「コントロールなし」に変更します。
フォントに関する設定を正しく管理することで、意図しない書式の変化に悩まされることなく作業が進められるようになります。
ぜひ今回ご紹介した方法を実際のファイル管理に役立ててみてください。

コメント