エクセルで同じ商品名や担当者名が複数行にわたって入力されているとき、「重複しているデータをまとめてそれぞれの合計を出したい」と感じることはありませんか。
この記事では【Excel】エクセルの重複データの合計を求める方法(SUMIF・重複データをまとめて合計)について解説していきます。
ポイントは
・SUMIFS関数で複数条件に一致するデータの合計を求める
・ピボットテーブルで重複データをまとめて集計する
それでは詳しく見ていきましょう。
エクセルの重複データの合計を求める方法1【SUMIF関数で条件ごとに合計する】
SUMIF関数は指定した条件に一致するセルの合計を自動で計算してくれる関数で、重複しているデータをまとめて集計する場面に最適です。
同じ商品名が複数行に存在していても、SUMIF関数を使えば商品ごとの売上合計を一発で求めることができます。
以下のサンプルデータを使って解説します。

SUMIF関数の基本的な使い方
E2セルに集計したい商品名(例:桜餅)を入力し、F2セルに以下の数式を入力します。
=SUMIF($A$2:$A$7,E2,$C$2:$C$7)
SUMIF関数の構文は SUMIF(範囲, 条件, 合計範囲) です。
第1引数「範囲」には条件を照合する列として$A$2:$A$7を絶対参照で指定します。
第2引数「条件」にはE2を指定し、E2に入力された商品名と一致する行を検索します。
第3引数「合計範囲」には合計を求めたいC列の売上データを$C$2:$C$7と絶対参照で指定します。
この数式により、A列に「桜餅」が含まれる行のC列の値がすべて合計されます。

サンプルデータでは桜餅の売上が15000と18000の2行に存在するため、F2セルには33000が返ります。
E列に柏餅・マシュマロ・チョコと入力してF列に同じ数式をコピーすれば、各商品の合計売上が一覧で確認できます。
ワイルドカードを使った部分一致での合計
「餅」という文字を含む商品すべての合計を求めたい場合は、ワイルドカード(アスタリスク)を条件に使用できます。
=SUMIF($A$2:$A$7,"*餅*",$C$2:$C$7)
条件に “*餅*” と指定することで、「餅」という文字を含むすべての商品名の売上が合計されます。
サンプルデータでは桜餅(15000+18000)と柏餅(22000+31000)の合計86000が返ります。

特定のカテゴリや文字列を含む商品をまとめて集計したい場面で非常に便利な方法です。
エクセルの重複データの合計を求める方法2【SUMIFS関数で複数条件の合計を求める】
商品名だけでなく担当者も条件に加えて合計を求めたい場合は、複数の条件を同時に指定できるSUMIFS関数を使います。
SUMIFS関数はSUMIF関数の上位版として複数の条件をAND(かつ)でつなげて合計を求めることができます。
SUMIFS関数の基本的な使い方
E2セルに「桜餅」、F2セルに「田中」と入力し、G2セルに以下の数式を入力します。
=SUMIFS($C$2:$C$7,$A$2:$A$7,E2,$B$2:$B$7,F2)
SUMIFS関数の構文は SUMIFS(合計範囲, 条件範囲1, 条件1, 条件範囲2, 条件2, …) です。
SUMIF関数と異なり、SUMIFS関数では第1引数に「合計範囲」を最初に指定する点に注意が必要です。
第2引数「条件範囲1」にはA列の商品名範囲を、第3引数「条件1」にはE2(桜餅)を指定します。
第4引数「条件範囲2」にはB列の担当者範囲を、第5引数「条件2」にはF2(田中)を指定します。
この数式により「商品名が桜餅かつ担当者が田中」の行のC列が合計されます。
サンプルデータでは該当行が2行(15000と18000)あるため、G2セルには33000が返ります。

条件の組み合わせを変えることで、担当者ごと・商品ごとのきめ細かな集計が可能です。
SUMIFS関数で日付範囲を条件にする方法
日付列がある場合は、特定の期間内のデータだけを合計することもできます。
たとえばD列に日付が入力されている場合、以下のように比較演算子を条件に使用します。
=SUMIFS($C$2:$C$7,$D$2:$D$7,">="&DATE(2025,1,1),$D$2:$D$7,"<="&DATE(2025,3,31))
条件に比較演算子(>=・<=)を使う場合は、演算子を文字列としてダブルクォーテーションで囲み、&でセル参照や関数とつなげます。
この数式で2025年1月1日から3月31日までの売上合計を求めることができます。

エクセルの重複データの合計を求める方法3【ピボットテーブルで重複データをまとめて集計する】
関数を使わずに重複データをまとめて合計したい場合は、ピボットテーブルを使うと数式なしで直感的に集計できます。
ピボットテーブルはデータの並べ替えや集計を自動で行う機能で、重複データのまとめ集計に特に強みを発揮します。
ピボットテーブルの作成手順
サンプルデータ(A1:C7)の中にあるいずれかのセルを選択した状態で、「挿入」タブの「ピボットテーブル」をクリックします。

ダイアログが表示されたら、範囲が正しく選択されていることを確認してOKをクリックします。

新しいシートにピボットテーブルの作業エリアが作成されます。
右側のフィールドリストから「商品名」を「行」エリアにドラッグし、「売上」を「値」エリアにドラッグします。

これだけで商品名ごとの売上合計が自動的に集計されます。
重複していた「桜餅」は33000、「柏餅」は53000としてまとめて表示されます。

ピボットテーブルで担当者別・商品別のクロス集計をする
担当者別・商品別のクロス集計を行いたい場合は、「担当者」を「列」エリアにドラッグするだけで対応できます。
行に商品名、列に担当者を配置することで、各商品を担当者ごとに分けた売上合計の表が自動で作成されます。

関数では複数の数式が必要な集計もピボットテーブルではフィールドのドラッグ操作だけで完結するため、集計パターンを素早く試したい場面に向いています。
データを追加・更新した場合はピボットテーブル上で右クリックして「更新」を選択すると、最新のデータが反映されます。
まとめ エクセルの同じ名前や項目でまとめる・合計する(SUMIF・重複データをまとめて合計)
エクセルで重複データの合計を求める方法をまとめます。
・SUMIF関数:=SUMIF(範囲, 条件, 合計範囲) で単一条件の重複データをまとめて合計できる
・ワイルドカード:条件に “*餅*” のように指定すると部分一致での合計も可能
・SUMIFS関数:=SUMIFS(合計範囲, 条件範囲1, 条件1, 条件範囲2, 条件2) で複数条件の合計に対応
・ピボットテーブル:数式なしでドラッグ操作だけで重複データをまとめて集計できる
用途に応じた使い分けが重要です。
少ない条件でシンプルに合計するならSUMIF、複数条件が必要ならSUMIFS、集計パターンを柔軟に試したいならピボットテーブルを選ぶと効率的に作業できます。
重複データの合計を正確に把握することで、データ分析や報告資料の作成がよりスムーズになります。

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