ビジネスにおいて言葉の厳密な使いわけが求められることがよくあります。
これらの正しいビジネス用語の使用方法がわかっていないと、相手に不快な思いをさせるケースもあるため適切な言葉の使い分けを身につけておくといいです。
中でも、ここでは「どおりで寒い」「どうりで寒い」や「通常通り」や「今までどうり?」などと使う、どおりとどうりの違いと使い分けについて解説していきます。
どおりとどうりの違い使い分け 希望どうりと希望どおりはどちらが正しい?【通りと日本語】
まず、どおりとどうりの使い分けとしては、前後の言葉関係で変化します。
例えば、希望通りという表現であれば、希望どおりが正しく、希望どうりは間違いとなります。
どおりとは、そのとおり、思ったとおりなどに使用されて、いわゆる漢字の通りに相当する読みがこのどおりとなるわけです。
一方で、どうりで寒いなどのどうりとは漢字の道理が使用されるため、このひらがな表記に対応します。
以下で他のどおりとどうりの違いと使い分けについても考えていきます。
指示通りは指示どおり?指示どうり?
先にものべたように、指示通りとは指示した通りという意味であるために、指示どおりが正しいものとなります。
なお、口語的な使い方でたまに指示どうりと考える方がいますが、正式には上の通り、指示どおりと書けるのです。
どおりで寒いわけだのどおりは?どうり?
また、どおりで寒いといった表現を取る際の言葉は、「どうりで寒いわけだ」が正しいものとなるのです。
これは漢字にすると道理で寒いと記載できるためです。
どおりとどうりの使い分けは、意味の違いに着目することが大切です。
今までどうり、今までどおり、例年どうり、例年どおり、従来通り、現状どおりなどの違いと使い分け
なお、今まで、例年、現状などにつくどおりも、漢字の通りとなるため、「今までどおり」「例年どおり」「現状どおり」「従来どおり」などが正しい表記となるのです。
まとめ どおりとどうりの違いと使い分け
ここでは、日本語におけるどおりとどうりの違いと使い分けについて解説しました。
基本的に、漢字の通りと表現できるものはどおりとなり、漢字の道理の記載できるものはどうりと表すことを理解しておくといいです。
なお、基本的にはどうりと書くのは、どうりで寒いわけだなどのどうりで〜というものだけがよく使用されます。
きちんとどおりとどうりの違いを理解して、毎日の業務に役立てていきましょう。
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