私たちが何気なく生活している中で時間・時計に関する疑問が湧いてくることがあるでしょう。
例えば、時計において長い針や短い針に着目した場合、その読み方や、各々が1直線になる時刻、各々の角度が90度になる時刻について理解していますか。
ここでは、これら長針と短針の読み方は?長針と短針が一直線になる時刻は?時絵の長針と短針の角度が90度になる時間は?について詳しく解説していきます。
長針と短針の読み方は?【時計の針】
それえはまず時計の長い針と、短い針を示す言葉の「長針、短針」の読み方について確認していきます。
結論からいいますと長針・短針の読み方は、
・長針:ちょうしん
・短針:たんしん
となります。
漢字を続けて記載する場合には音読みになり、長い針・短い針と送り仮名を振るときの読み方は、
・長い針:ながいはり
・短い針:みじかいはり
と変化するので注意しましょう。
長針と短針が一直線になる時刻は?【3時と4時の間で長針と短針が1直線(180度)になる時刻】
今度は、長針と短針が一直線になる時刻の解き方として、3時と4時の間で長針と短針が1直線(180度)になる時刻を確認していきましょう。
この長針と短針が一直線になるかどうかの問題では
・長針の移動速度(角度)
・短針の移動速度(角度)
が解くためのカギとなります。
まず3時の場合では、90度の角度であり、短針の方が長針よりも先に位置しているような関係となります。
つまり180度(1直線)になるには、長針が短針を追い越しかつ180度の差をつけたような形となります。具体的には90 +180度=270度分長針が短針よりも移動すれば、各々の針が1直線となるのです。
なお、長針は1時間=60分で1週(360度)回転することから、1分あたりでは360÷60 =6度移動していることになります。
同様に短針では12時間=720分で1週(360度)回転することから、1分あたりでは360÷720 =0.5度移動していることになります。
よって1分当たりに長針は短針よりも5.5度/分 進んでいることになるわけです。
そのため270度分の角度の差がつくには、 270 ÷ 5.5 – 270 ÷ 55/10 = 2700/55 = 49と5/11分必要と計算できます。
つまり3時49と5/11分の時に長針と短針が1直線(180度)となるのです。
計算が複雑になるのでミスには注意しましょう。
時絵の長針と短針の角度が90度になる時刻は?【3時と4時の間で長針と短針がの角度が直角(90度)になる時刻】
今度は180度(1直線)ではなく90度(直角)となる時刻の求め方もみていきましょう。
3時~4時の場合では、1つ目の90度となる時刻は3時そのものなのですぐにわかりますね。
一方で次に90度(直角)となる時には、長針が短針を追い越し、さらに90度の差をつけた場合に起こります。
そのため開始時よりも長針が短針に対して、元の90度+90度=180度分の差をつけた時に、新たな直角となる状態となるのです。
上のように1分当たりに長針は短針よりも5.5度多く移動することから、180 ÷ 5.5 = 180 ÷ 55/10 = 180 × 10 ÷55 = 32と40/55 =32と 8/11分後とわかるわけです。
よって、3時と4時の間で長針と短針がの角度が直角(90度)になる時刻は
・3時00分
・3時32と8/11分
と求められました。
なお3時以外の場合では、最初に直角となる場合も計算する必要が出てくるのに注意しましょう。
まとめ 長針と短針が一直線になる時刻は?時絵の長針と短針の角度が90度になる時刻は?
ここでは、長針と短針の読み方は?長針と短針が一直線になる時刻は?時絵の長針と短針の角度が90度になる時刻は?について確認しました。
時計の性質は生活していく上でも大切なので、この機会に覚えておくといいです。
時計の性質を始めとして日常の知識を身につけることによって、日々の生活を楽しんでいきましょう。
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