私たちが生活している中で字はわかるけれども読めない漢字と遭遇することがあるでしょう。
ただ、この漢字が覚えていないと何かと生活で困ることもあるため、理解しておくといいです。
中でもここでは「さんずいに魚(漁)の読み方は?さんずいに肴(淆)の読み方や意味は?」「さんずいに定める(淀)の読み方は?さんずいに参(渗)の読み方や意味は?」について訓読みと音読み別に解説していきます。
さんずいに魚(漁)の読み方や意味は?【漢字の読み方】
それではまず、さんずいに魚と書く漢字の「漁」の読み方について確認していきます。
さんずいに魚と記載する漢字の「漁」の読み方は
・音読み:ぎょ、りょう
・訓読み:あさ(る)、いさ(り)、すなど(る)
と読みます。
この「漁」の意味としては、「魚や貝をとる」「すなどる」の他、「あさる」「むさぼる」といった意味もあります。
小学校で習う字であり、「漁港」「漁船」「大漁」など、見かけることも多い馴染みのある字ですね。
読み方は、さんずいの右側に「魚」という字があることから、同じく「ぎょ」と読めることはわかりやすいですが、「りょう」とも読めることは少し不思議ではありませんか?これは、「猟」という字にならって「りょう」の音をあてた、日本で生まれた読み方なのです。
さんずいに肴(淆)の読み方や意味は?
続いてさんずいに肴(淆)の読み方や意味についても確認していきましょう。
さんずいに肴と記載する漢字の「淆」の読み方は
・音読み:こう
・訓読み:にご(る)、ま(じる)、みだ(す)
と読みます。
この「淆」の意味は、「まじる」「入りみだれる」「みだす」「にごる」ということをあらわします。
四字熟語の「玉石混淆(ぎょくせきこんこう)」といえば、宝石と石のように、すぐれたものと劣ったものが区別なく入り混じっている様子のことです。「淆」を「交」に置き換えて、「玉石混交」と書くこともあります。
さんずいの右側の「肴」は、お酒の肴ということで、「酒肴(しゅこう)」と言ったりしますね。それと同じく、「こう」という読み方ができることがわかります。
さんずいに定める(淀)の読み方や意味は?
さらにはさんずいに定める(淀)の読み方や意味についても確認していきましょう。
さんずいに定めると記載する漢字の「淀」の読み方は
・音読み:てん、でん
・訓読み:よど、よど(む)
と読みます。
「淀」には、「水の流れが滞ること、また、滞っている場所」「よどみ」といった意味があります。また、京都市伏見区南西部にある地名でもあります。
「淀」といえば、豊臣秀頼の母である「淀殿」や、京都大阪を流れる「淀川」といったところに出てきますね。
同じく「よどむ」と読む字に「澱む」があります。こちらもほぼ同じ意味で使われますが、一般的に「淀む」は流れが滞っているようす、「澱む」は物が底に沈んで溜まっているようすをあらわすようです。
さんずいに参(渗)の読み方や意味は?
さんずいに参 と記載する漢字の「渗」の読み方は
・音読み:しん
・訓読み:し(みる)、にじ(む)
と読みます。
意味は、「しみる」「にじむ」「しみ出る」「しみこむ」ということで、ものについた液体が周囲に散り広がるさまをあらわします。また、液体が内から表面にわきでる様子もあらわし、「地下水が滲出する」「額に汗が滲む」のように使われます。
同じ読み方の「浸」と書き換えられることがあり、「滲透」は「浸透」と書く方が馴染み深いのではないでしょうか。
「渗」だけではなかなか「しん」と読むのは難しいですが、「浸」と書き換えられることを覚えておくとよいかもしれませんね。
まとめ さんずいに定める(淀)の読み方は?さんずいに参(渗)の読み方や意味は?
ここでは、さんずいに魚(漁)の読み方は?さんずいに肴(淆)の読み方や意味は?さんずいに定める(淀)の読み方は?さんずいに参(渗)の読み方や意味は?について解説しました。
どれも難しい漢字のためこの機会に覚えておくといいです。
さまざまな漢字の意味や読み方を理解し日々の生活に役立てていきましょう。
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