科学的な解析や日常生活においてよく専門的な用語を耳にすることがあります。
例えば、相対値と絶対値という言葉を聞くことがありますが、これらの意味や違いについて理解できていますか。
ここでは、関連用語の相対化や絶対化と併せて、相対値と絶対値の意味と違いについて解説していきます。
相対値と絶対値の意味と使い分け、違い
相対値、絶対値という用語における絶対値の意味としては「ある基準を設けた場合のその基準からの大きさ、長さなどの数値」を表したものといえます。
例えば、数直線にて原点0が基準となり、ある数値が5であれば、その絶対値も5と定義することができるのです。
つまり、基準があればその大きさが決まると言った絶対的な数値であるために絶対値と名付けられているわけです。
なお、数学における絶対値は-を取り除いたプラスの数値のことを指し、若干意味が限定されてくることも理解しておくといいです。
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一方で、相対値とは「相対」という言葉が付いていることからもわかるように、何かと何かを比較した際の数値となります。基準が変化するイメージをするといいです。
例えば、ある数直線で物体aがある位置が1であり、物体bがある位置が3だとします。
この時、bから見たaの数値は、1-3=ー2となるわけです。
これらが、絶対値と相対値の違いです。
相対化と絶対化や相対評価と絶対評価の意味と使い分け
そして、相対、絶対とつく言葉は他にもたくさんあり〜化と語尾についた、相対化と絶対化というものも挙げられます。
この相対化とは、絶対値で表されているものを相対値に変化させることを指します。
例えば、あるテストにおいてその点数を評価として使用していたもの(絶対評価)を、その点数を順位付けしその上から〜%をa、その次の〜%をbとつける(相対評価にする)ことを相対化とよぶわけです。
逆に相対値のものを元の絶対値に変換し直す方法を絶対化と呼びます。
絶対値と相対値と合わせて理解しておくといいです。
他にも、相対的と絶対的、相対度数と絶対度数など様々な用語がありますが、基本的に上の相対、絶対の違いと同じと覚えておきましょう。
まとめ
ここでは、絶対値と相対値、絶対化と相対化、絶対評価と相対評価の意味や違い、使い分けについて解説しました。
絶対値はある基準を設けた際のその基準からの大きさ、長さ等の数値ことを指します。一方で、相対値とはあるものから見た別のものの数値のことであり、比較によって決まるものです。
絶対値と相対値の意味、違い、使い分けを理解して、毎日の生活に役立てていきましょう。
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