科学的な解析をする際によく単位変換(換算)が必要となることがあります。
例えば、風速を始めとした速度の単位としてkm/h(キロメートル毎秒)やm/s(メートル毎秒)を使用することがよくありますが、これらの変換(換算)方法について理解していますか。
ここでは、これら風速における時速での表記方法のkm/h(キロメートルパーアワー)と秒速での単位のm/s(メートルパーセカンド)の単位換算方法について解説していきます。
風速のkm/h(時速)とm/s(秒速)の意味や変換(換算)方法や違い【キロメートルパーアワーとメートルパーセカンド】
まずは風速などの単位であるkm/h(キロメートル毎時)という単位について考えていきます。
km/hの意味は1時間当たりに何km移動するのかを表す単位といえます。つまり、風速がAkm/hであれば、1時間に風などの対象物がAkm移動することを意味しているわけです。別の言い方では時速Akmなどとも表現することがあります。
なお、km/hの読み方は、キロメートル毎時や毎時キロメートル、キロメートルパーアワーなどと呼ぶことも覚えておくといいです。
逆にm/sという単位についても考えていきましょう。
こちらのm/sの意味は1sあたりに何m移動するのかを表した単位です。つまり、風速がBmsであれば、1時間に風などの対象物がBm(メートル)移動することを意味しているわけです。別の言い方では秒速Bmなどとも表します。
m/sの読み方は、メートル毎秒や毎秒メートル、キロメートルパーセカンドなど表現します。
なお、1km=1000mと1h(時間)=3600s(秒)という換算式を元にすると、1km/h=1000m/3600s=5/18m/sという換算式が成立するわけです。
逆に、1m/sは何km/hかと聞かれれば上の式の逆算を実施すればいいため、1m/s=18/5km/hと単位変換できるのです。
風速のkm/h(時速)とm/s(秒速)の換算(変換)の計算問題
それでは、km/h(キロメートル毎時)とm/s(メートル毎秒)の単位変換に慣れるためにも計算問題にチャレンジしていきましょう。
・例題1
時速36km/hは何m/sと換算できるでしょうか。
・解答1
上のキロメートル毎時とメートル毎秒の単位変換式に従って計算していきます。
36×5/18=10m/sと求めることができます。
逆に毎秒メートル(秒速)から毎時キロメートル(時速)への換算も行ってみましょう。
・例題2
秒速10m/sは何km/hと計算できるでしょうか。
・解答
10×18/5=36km/hとなります。
まとめ 風速のkm/h(時速)とm/s(秒速)の変換(換算)方法【キロメートル毎時とメートル毎秒の計算問題付】
こでは、風速等の単位のkm/hとm/sの単位変換方法について確認しました。
・1km/h=5/18m/s
・1m/s=18/5km/h
となることを理解しておくといいいです。
各単位変換に慣れ、毎日の生活をより快適に過ごしていきましょう。
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