私たちが生活している中で字はわかるけれども読めない漢字と遭遇することがあるでしょう。
ただ、この漢字が覚えていないと何かと生活で困ることもあるため、理解しておくといいです。
中でもここではてへんに刃(扨)の読み方や意味は?てへんに易(揚)の読み方や意味はてへんに庵(掩)の読み方や意味は?てへんに宛(捥)の読み方や意味は? について訓読みと音読み別に解説していきます。
てへんに刃(扨)の読み方や意味は?
それではまずてへんに刃と漢字の「扨」の読み方について確認していきます。
てへんに刃と記載する漢字の「扨」の読み方は
・音読み:
・訓読み:さて
と読みます。
この扨の意味は、「さて」「ところで」というような、話題をかえるときの接続詞です。
「さて」という言葉はよく使いますが、漢字では「扨」と書くことを知らない人も多いのではないでしょうか。
扨という漢字は国字(こくじ)です。国字は日本で独自に作らた文字のことを言います。和字や和製漢字とも呼ばれています。中国の漢字の字体にならって作られました。国字は訓読みのみで、音読みはありません。「畑(はたけ)」「峠(とうげ)」「凪(なぎ)」「辻(つじ)」なども、国字としてあげられます。
てへんに易(揚)の読み方や意味は?
続いて、てへんに易(揚)の読み方や意味についても確認していきましょう。
なおここでは厳密なてへん+易の漢字の掦(読み方:テキ、チャク)ではなく、似ている漢字の「揚」について解説していきますので、ご注意ください。
てへんに易に近い漢字の「揚」の読み方は
・音読み:よう
・訓読み:あ(がる)・あ(げる)
と読みます。
この揚の意味は、
①あがる・あげる・高くあげる
→熟語としては「揚力(ようりょく)」「揚揚(ようよう)」が有名です。
②気分が高まる・いきおいがある
→熟語としては「高揚(こうよう)」「揚揚(ようよう)」がわかりやすいです。
③大きなことを言う・声をはりあげる
④ほめる
などが挙げられます。
「揚」は中学1年生で習う常用漢字であり、「揚げ物」などと日常生活でもよく使う言葉ですね。
「あげる」と読む漢字はたくさんあるので、間違えないように意味をしっかり覚えておくといいですね。
てへんに庵(掩)の読み方や意味は?
さらに、てへんに庵(掩)の読み方や意味についても確認していきましょう。
てへんに庵と記載する漢字の「掩」の読み方は
・音読み: えん
・訓読み: おお(う)・かば(う)・たちま(ち)
と読みます。
この掩の意味は、
①かばう・かくまう
→比較的有名な熟語としては「掩護(えんご)」というものがありますね。
②おおう・おおいかくす
③不意におそう
④たちまち・にわか
です。
「おおう」という言葉は日常生活でも使いますが、「掩」は常用漢字から外されているので、「掩う」ではなく、「覆う」と書くのが普通です。
てへんに宛(捥)の読み方や意味は?
てへんに宛と記載する漢字の「捥」の読み方は
・音読み: わん・うち・うつ
・訓読み: うで・も(ぐ)・も(ぎる)
と読みます。
この捥の意味は、うで・手首・ひねる・ねじる・もぎとるです。
現在も使用する腕(うで)という言葉にかなり近いことから、読み方も意味も覚えやすいですね。ただこちらとは辺が異なるので注意して理解しておきましょう。
なお、「捥げる」と似た言葉に、「取れる」があります。「捥げる」とは、物体の一部が離れたりちぎれたりして落ちることを言います。
「取れる」とは、ついていたものが離れ落ちることを言い、ニュアンスが微妙に違うので、あわせて覚えておくといいです。
まとめ てへんに庵(掩)やてへんに宛(捥)の読み方や意味は?
ここでは、てへんに刃(扨)の読み方や意味は?てへんに易(揚)の読み方や意味は?てへんに庵(掩)の読み方や意味は?てへんに宛(捥)の読み方や意味は? について解説しました。
どれも難しい漢字のためこの機会に理解しておくといいです。
さまざまな漢字の意味や読み方を学び、日々の生活に役立てていきましょう。
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