私たちが生活している中で、よく紛らわしい言葉に遭遇することが多くあります。
例えば「しょうりょう」と読む漢字としては、小量と少量がありますが、これらの意味や各々の違い、使い分けについてきちんと理解していますか。
ここでは、少量と小量の違いや意味、使い分けについて解説していきます。
小量と少量の違いと使い分け
しょうりょうと読む漢字としては、小量と少量がありますが、実はこれらの違いは漢字だけであり、意味は同じものです。
具体的には、少量も小量も
、量が少ないこと(塩などの調味料や飲み物等々など)という物理的なこと
、器が小さいことといったマインド、精神的なこと
の意味で使用します。
そして、辞書的にも少量と小量は同じように扱うことが明記されているのです。
小量や少量を使用した例文
それでは、小量や少量に違いはなく、同じことであるのを理解するためにも、以下でこれらを用いた例文を確認していきます。
、肉じゃがをつくるために塩を小量(少量)加えた
、少量(小量)のご飯しか残っていない
、喉の乾燥対策として、小量(少量)の水をこまめに飲んでいる
、私の器は小量(少量)なので、あまり無理をしないようにしている
、あの人はすぐ怒るから小量の心だな〜
などと使うわけです。
小量と少量の対義語
なお、少量と少量の量的な意味の対義語としては、多量、大量がこれに当たります。
マインド的な意味の少量の対義語としては、大量(器が大きい)ということもあります。
いずれにせよ、各々の意味に対応した対義語があることを理解しておくといいです。
小量と小量の類義語
また、小量や少量の類義語としては、量的な意味であれば、「少々、僅か、多少」などがこれらに相当します。
一方で、心が狭い方の少量であれば、「狭量」という、言葉が代表的です。
少量と小量の違いまとめ
ここでは、小量と少量の違いと意味、使い分けについて解説しました。
小量も少量も意味は同じであり、「少ない量」「狭い心」という量的、精神的なものが挙げられます。
対義語としては多量、大量があり、類義語としては多少、少々、狭量があることを理解しておくといいです。
様々なことばを身につけ、より快適な毎日を送っていきましょう。
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