私たちが生活している中で字はわかるけれども読めない漢字と遭遇することがあるでしょう。
ただ、このような漢字を覚えていないと何かと生活で困ることもあるため、理解しておくといいです。
中でもここではにんべんに避ける(僻)の意味や読み方は?にんべんに谷(俗)の意味や読み方は?にんべんに為(偽)の意味や読み方は?にんべんに力(仂)の意味や読み方は?について訓読みと音読み別に解説していきます。
にんべんに司(伺)の読み方や意味は?
それではまず、にんべんに司の「伺」の読み方について確認していきましょう。
にんべんに司と記載します「伺」の読み方は
・音読み:し
・訓読み:うかが(う)
と読みます。
音読みの「し」は、つくりにあります「司」が「し」と読めるので、覚えやすいです。
その「司」には、祭事を役目として行うという意味があります。そこににんべんがつくことによって、人の身の回りの世話をする人の意味になりました。
訓読みにあります「うかが(う)」は、人の世話をするためにそばに控えていることのほか、注意して話など良く聞こうとする、人の心情を推測する、訪問する、こっそりと様子を探る、という意味も持っています。
また、日本特有の意味として、質問をする、指示や命令を求める、があります。
にんべんに寺(侍)の読み方や意味は?
続いて、にんべんに寺(侍)の読み方や意味について確認していきましょう。
にんべんに寺と記載します「侍」の読み方は
・音読み:じ、し
・訓読み:さむらい、さぶら(う)、はべ(る)
と読みます。
つくりにあります「寺」が「じ」と読むので、「侍」の音読みにも「じ」が使われています。
「し」と読むのは「寺」の字の成り立ちからきています。寺の上部は植物の芽生えを象ったものですが、植物は生えた場にとどまるところから「止(と・まる/し)」と同じように考えられ、読みと意味をあてられるようになったそうです。その象られた字を含んでいるので、「し」の読み方も持っています。
また、「寺」には手足を使って雑用をこなす、という意味があるところから、にんべんをつけた「侍」には、「目上の人の近くにとどまって奉仕する人」の意味があります。これは、訓読みにあります「さぶら(う)」、「はべ(る)」と通じるものです。
その「さぶら(う)」「はべ(る)」ですが、これは古語にある言葉です。「さもらう」の音が変化したものですが、「侍」が持つ意味とこれらの言葉の意味が同じところから、漢字の読みにあてられたと考えられそうです。
「さむらい」は、「さもらう」「さぶらう」の音が更に変化して、のちに生まれた読み方という説があります。
にんべんにうかんむりに丁(佇)の読み方や意味は?
にんべんにうかんむりに丁(佇)の読み方を確認しましょう。
にんべんにうかんむりに丁と記載します漢字の「佇」の読み方は、
・音読み:ちょ
・訓読み:たたず(む)、ま(つ)
と読みます。
つくりにある「宁(ちょ)」の読みが音読みにそのまま使われています。また「宁」には、「たたずむ」「じっと立つ」という意味もあります。そこから、訓読みの「たたず(む)」「ま(つ)」に結びついたと考えられます。
にんべんに共(供)の読み方や意味は?
にんべんに共と記載します「供」の読み方は
・音読み:きょう、く
・訓読み:そな(える)、とも
と読みます。
つくりに「共(きょう/とも)」があるので、読みにも「きょう」「とも」が使われています。また、「そな(える)」は、「供」の漢字の成り立ちである、人が大きなものを両手で捧げることという意味が、そのまま読みにも結びついたと思われます。
そのほか、「割り当てて与える」「意見を申し述べること」「心をこめて客の世話をする」「豪華な料理」といった意味もあります。
また、日本のみの使われ方で「お供=主人のそばに仕える人」や、複数を表すときに使う接尾語としての「ども」があります。
まとめ にんべんにうかんむりに丁(佇)やにんべんに共(供)の意味や読み方は?
ここでは、にんべんに司(伺)の意味や読み方は?にんべんに寺(侍)の意味や読み方は?にんべんにうかんむりに丁(佇)の意味や読み方は?にんべんに共(供)の意味や読み方は?について解説しました。
どれも難しい漢字のためこの機会に理解しておくといいです。
さまざまな漢字の意味や読み方を学び、日々の生活に役立てていきましょう。
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