私たちが生活している中で字はわかるけれども読めない漢字と遭遇することがあるでしょう。
ただ、この漢字が覚えていないと何かと生活で困ることもあるため、理解しておくといいです。
中でもここではにんべんに府(俯)の読み方は?にんべんに鬼(傀)の読み方や意味は?にんべんに思う(偲)の読み方は?にんべんに弟(俤)の読み方や意味は?について訓読みと音読み別に解説していきます。
にんべんに府(俯)の読み方や意味は?
それではまずにんべんに府と記載する漢字の「俯」の読み方や意味について確認していきます。
にんべんに府と記載する漢字の「俯」の読み方は
・音読み:ふ
・訓読み:ふ(せる)、ふ(す)、うつむ(く)、うつぶ(す)
と読みます。
この俯という漢字の意味は、ふせる、うつむくことです。
俯を使用した言葉には、高いところから下を見おろすことを意味する「俯瞰」(ふかん)や、
ものを見下ろした視線の方向と目の高さの水平面とのなす角を意味する「俯角」(ふかく)などがあります。
音読みは、これらの言葉と合わせて、訓読みは、俯の意味と合わせて覚えると良いでしょう。
また、音読みは、俯の右側の「府」と同じ読み方と覚えるのも一つの方法です。
にんべんに鬼(傀)の読み方や意味は?
続いてにんべんに鬼(傀)の読み方や意味についても確認していきましょう。
にんべんに鬼と記載する漢字の「傀」の読み方は
・音読み:かい
・訓読み:おお(きい)、くぐつ
と読みます。
この傀という漢字の意味は、大きくて目立つさま、立派です。また、もののけ、怪しいことを意味します。
他に、くぐつ、でく、操り人形という意味があります。
傀を使用した熟語には、「傀儡」(かいらい)などがあります。傀儡は、操り人形、くぐつ、でくのことです。また、他人の言いなりに動いて利用される人を意味します。
傀儡を使用した言葉「傀儡政権」(かいらいせいけん)は、名目上は独立しているが、実質的には他国によって操られている政権のことをいいます。
また、日常よく見る言葉ではありませんが、偉大なさまを意味する「傀然」(かいぜん)などから、
おおきいという読みや意味を覚えるのも良いでしょう。
にんべんに思う(偲)の読み方や意味は?
さらにはにんべんに思う(偲)の読み方や意味についても確認していきましょう。
にんべんに思うと記載する漢字の「偲」の読み方は
・音読み:さい、し
・訓読み:しの(ぶ)
と読みます。
この偲という漢字の意味は、かしこいことです。
また、励まし合うさまを意味します。
他に、日本語固有の意味として、しのぶ、なつかしく思い出すことがあります。
故郷を偲ぶなど「偲ぶ」(しのぶ)と使うほかに、偲を使用した熟語で日常よく見るものはあまりありませんが、
誠意をもって励まし合うことを意味する四字熟語「切切偲偲」(せつせつしし)などがあります。
音読みの「し」は、この言葉と合わせて覚えると良いでしょう。
にんべんに弟(俤)の読み方や意味は?
にんべんに弟と記載する漢字の「俤」の読み方は
・音読み:
・訓読み:おもかげ
と読みます。
俤の音読みはありません。
この俤の意味としては、おもかげ、かおつき、ようすです。
にんべんに弟なのは、兄弟は顔や姿が似ていることからきており、日本で作られた漢字です。
「幼いころの俤」のように使われます。「面影」と書くことも多いです。
読み方は、俤の意味と合わせて覚えると良いでしょう。
まとめ にんべんに思う(偲)やにんべんに弟(俤)の読み方や意味は?
ここでは、にんべんに府(俯)の読み方は?にんべんに鬼(傀)の読み方や意味は?にんべんに思う(偲)の読み方は?にんべんに弟(俤)の読み方や意味は?について解説しました。
どれも難しい漢字のためこの機会に理解しておくといいです。
さまざまな漢字の意味や読み方を学び、日々の生活に役立てていきましょう。
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