私たちが生活している中で字はわかるけれども読めない漢字と遭遇することがあるでしょう。
ただ、このような漢字を覚えていないと何かと生活で困ることもあるため、理解しておくといいです。
中でもここでは革へんに刃(靭)の意味や読み方は?革へんに安(鞍)の読み方や意味は?革へんに力(勒)の読み方は?革へんに柔(鞣)の読み方や意味は?について訓読みと音読み別に解説していきます。
革へんに刃(靭)の読み方や意味は?【漢字の読み方】
それではまず革へんに刃と漢字の「靭」の読み方について確認していきましょう。
革へんに刃と漢字と書く「靭」の読み方は
・音読み:じん
・訓読み:うつぼ、しな(やか)、ゆぎ
と読みます。
この「靭」の意味は、「しなやか」「やわらかで強い」となります。なお、日本では矢を入れる入れ物(うつぼ、ゆぎ)と使いますが、これは誤用で本来は「靫」の漢字が正しい使い方です。
あまり見ない漢字に見えますが、「靭帯(じんたい)」と見ると知っている人も多いかと思います。
成り立ちについては、「革」の頭から足までの獣の革と、「刃」の刀の象徴を併せて、「忍」の”しなやかで強い”と同じ意味を持つようになりました。カモフラージュとしての革と武器の刀から転じたのでしょうか。
革へんに安(鞍)の読み方や意味は?
続いて革へんに安(鞍)の読み方や意味についても確認していきましょう。
革へんに安と記載する漢字の「鞍」の読み方は
・音読み:あん
・訓読み:くら
と読みます。
この「鞍」の意味は、「人がウマに騎乗する際に用いる馬具」を指します。
おおもとの「くら」は革からできていたものの中国の漢の時代で木製で作られ、それが日本に伝来、近世まで使われたようです。
動物にまたがるときに、お尻が痛くなるのを防ぐために作られたことから、「安」の字がつけられたのかもしれませんね。
革へんに力(勒)の読み方や意味は?
さらに、革へんに力(勒)の読み方や意味についても確認していきます。
この漢字の「勒」の読み方は
・音読み:ろく
・訓読み:くつわ・ きざ(む)・ ほ(る)・ おさ(める)・ おさ(える)
と読みます。
この「勒」の意味は「くつわ(馬の口にかませるもの)」「きざむ」「ととのえる」「ひきしめる」などあります。
おおもとはおそらく馬の口にかませる”くつわ”でしょう。そこから、キチンをくつわを整えたり引き締めたりするうちに、転じて使われるようになったのではないでしょうか。
なお「きさむ」や「ほる」といった意味がありますが、これは”石にきざむ”や”木を彫る”といった、何か記録に残るように刻み込む際に使われるようです。
革へんに柔(鞣)の読み方や意味は?
革へんに柔と記載する漢字の「鞣」の読み方は
・音読み:じゅう
・訓読み:なめ(す)、なめしがわ
と読みます。
この「鞣」の意味は、「なめす」「なめしたかわ」となっています。
”なめす”の意味は動物などの皮を腐敗から守り長期間保存できるようにする工程のことを言います。このことから加工前は「皮」、加工後は「革」と区別するようになりました。
昔からの鞣し手法で、草木の汁を使う方法が一般的であり、古くは古代エジプトからありました。現代では、この手法に加え、化学薬品を使った手法やお互いの長所を合わせた混合手法もあるそうです。
まとめ 革へんに力(勒)や革へんに柔(鞣)の読み方や意味は?
ここでは、革へんに刃(靭)の意味や読み方は?革へんに安(鞍)の読み方や意味は?革へんに力(勒)の読み方は?革へんに柔(鞣)の読み方や意味は?について解説しました。
どれも難しい漢字のため、この機会に覚えておくといいです。
さまざまな漢字の意味や読み方を学び、毎日の生活に役立てていきましょう。
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