カイロが水濡れすると危険?使い捨てカイロを洗濯し破れた場合やトイレに落とすと発火・火事などの危険性はあるか?【ホッカイロなど】 | ウルトラフリーダム

カイロが水濡れすると危険?使い捨てカイロを洗濯し破れた場合やトイレに落とすと発火・火事などの危険性はあるか?【ホッカイロなど】

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寒い時期になると必要不可欠である使い捨てカイロですが、熱を発する道具であるあるためその取扱いに不安になることがありますよね。

例えば、使い捨てカイロが水に濡れると危険なのか、誤って使い捨てカイロを洗濯やトイレに流し破れてしまった際に、発火や火事など危険な状態になることはあるのでしょうか。

ここでは、これらのカイロの水濡れに関係する危険性について解説していきます。

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カイロが水に濡れると危険な状態になる?【発火・火事は起こらない】

結論からいいますと、使い捨てカイロが水に濡れた(以下写真)としても発火などの危険が生じることはありません。

これは使い捨てカイロの構成材料やその反応の仕組みを理解すればすぐにわかります。カイロの中身は、以下のような材料から作られています。

・こまかい鉄(鉄粉):反応物
・活性炭:高い比表面積を持つため反応物の酸素を吸着させ、より効率よく鉄と反応させる
・バーミキュライト:水を吸収される
・水:反応を行うためのイオンの通り道(電解質)
・反応を促進させる塩(塩化ナトリウムや塩化カリウム):反応促進剤(触媒)
・外装材:材料を入れる

から構成されています。(詳細なカイロの発熱の原理はこちらで記載しています)。

簡単にいうと、カイロの緩やかに発熱する仕組みは、鉄粉が空気中の酸素と反応し酸化鉄となる際に出る熱を利用しています。

そして、使い捨てカイロの水濡れの危険性を考える上で、そもそもカイロには「水分」が含まれています。上述のよう、使い捨てカイロの水には鉄と酸素の反応時の電解質(イオンを運ぶもの)としての役割があるのです。

なお、カイロの発熱の原理は鉄と酸素の反応熱です。そのため、水がさらについたとしても、鉄と酸素の反応を抑制することはあっても、活性化させることはないわけです。

このような理由から、カイロなどが水に濡れたとしても危険にはならないので、安心しましょう。

カイロを洗濯して破れたり、トイレに流してしまっても危険ではないのか【ホッカイロなど】

なお、使い捨てカイロを洗濯したり、トイレに落としてしまった(以下写真)としても危険なことになるリスクはあるのでしょうか。

結論からいいますと、これらの状況になってもカイロが発火したりと危険になることはないです。上述の通りカイロには水に濡れたり、破れて中身が出たりしても危険になる材料は使われていないためです。

ただ、洗濯で一緒に入れていた服やタオルなどにカイロの中身(例えば、鉄や活性炭)が付着すると、なかなか取れないです。そのため、再度洗うかもしくは別のものを購入した方がいいでしょう。

同様に、カイロをトイレに落としてしまったとしてもそのまま流してしまったら、トイレ側が詰まるリスクが生じます。

よって、取れるのであれば、カイロを救出してきちんと廃棄するのがおすすめです。

まとめ カイロが水濡れすると危険?使い捨てカイロを洗濯し破れた場合やトイレに落とすと発火・火事などの危険性はあるか?【ホッカイロなど】

ここでは、カイロが水濡れすると危険なの?使い捨てカイロを洗濯して破れたり、トイレに流してしまったりしても問題ないのか?について確認しました。

・カイロが水に濡れても発火などの危険性はない

・カイロを洗濯して破れると危険はないものの周囲の衣服の扱いに困る

・使い捨てカイロ(ホッカイロなど)をトイレに落としてしまっても危険ではないものの、トイレが詰まる可能性があるのでやめるべき

といえます。

カイロに関する知識を身につけ、毎日の生活をより快適なものに変化させていきましょう。

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