受験を始めとした試験において倍率(競争倍率)の表記をチェックしますよね。
ただ、倍率1.1倍や1.2倍などの中途半端な数値の場合「これらが何人に一人受かってどのくらい落ちるのか?」イメージしにくいもの。
そんなこともありここでは、倍率1.1倍や倍率1.2倍がどのくらいなのか(何人に一人合格で、落ちるのか?)について、その計算方法も併せて解説していきます。
倍率1.1倍はどのくらいか?何人に一人?計算方法
まずは受験などにおける競争倍率1.1倍について説明していきます。
結論として、倍率1.1倍とは「110人受験者がいた場合、合格者が100人、不合格者(落ちる人)が10人」に相当します。1.1人に1人受かるとも言い換えられます。
計算方法を詳しく見ていきます。
基本的に「倍率1倍=すべての人が合格」を意味しており、小数点の部分が不合格者の割合です。
そのため、倍率1.1倍の試験における
・不合格者:受験者全体 × 0.1/ 1.1
と計算できるわけです。
今回の例では受験者の総数が110人としたため、
合格者=110 × 10/11 =100人、不合格者=110 × 1/11 =10人と導出できるのです。
なお、
・倍率1.12倍であれば、合格者の割合:100/112で、不合格者の割合:12/112
・倍率1.13倍であれば、合格者の割合:100/113で、不合格者の割合:13/113
・倍率1.14倍であれば、合格者の割合:100/114で、不合格者の割合:14/114
・倍率1.15倍であれば、合格者の割合:100/115で、不合格者の割合:15/115
・・・となると覚えておきましょう。
倍率1.2倍はどのくらいか?何人に一人?計算方法
今度は倍率1.2倍の合格者・不合格者の割合も考えてみましょう。
倍率1.1倍と考え方は同じで、倍率1.2倍とは「120人受験者がいた場合、合格者が100人、不合格者(落ちる人)が20人」に相当します。1.2人に1人受かるとも言い換えられます。
導出方法をチェックします。
基本的に「倍率1倍=すべての人が合格」を意味しており、小数点の部分が不合格者の割合です。
そのため、倍率1.2倍の試験における
・不合格者:受験者全体 × 0.2/ 1.2
と計算できるわけです。
今回の例では受験者の総数が120人としたため、
合格者=120 × 10/12 =100人、不合格者=120 × 2/12 =20人と導出できるのです。
なお、
・倍率1.22倍であれば、合格者の割合:100/122で、不合格者の割合:22/122
・倍率1.23倍であれば、合格者の割合:100/123で、不合格者の割合:23/123
・倍率1.24倍であれば、合格者の割合:100/124で、不合格者の割合:24/124
・倍率1.25倍であれば、合格者の割合:100/125で、不合格者の割合:25/125
・・・となると覚えておきましょう。
倍率の数値が高くなるほど合格者の割合が小さくなると理解しておくといいです。
まとめ 倍率1.2倍は何人に一人合格?計算方法は?何人落ちる?【受験等の競争倍率】
ここでは、倍率1.1倍や1.2倍は何人に一人合格?計算方法は?何人落ちる?【受験等の競争倍率】について解説しました。
倍率1.1倍や1.2倍はイメージしにくいため、この機会に覚えておくといいです。
さまざまな計算に慣れ、日々の生活に役立てていきましょう。
コメント