数学において微分・積分が苦手な人は多いです。
ただ、問題をたくさん解けば、ほぼ必ずできるようになるのも微分・積分の魅力ですね。
ここでは特にsin2xとcos2xの積分・微分計算や答え・公式について解説していきますので、参考にしてみてください。
(なお、sin2θやcos2θ、sin2tやcos2tなど記号が別でも同様に処理できます。)
sin2xの不定積分の計算・公式・答え【sin2θやsin2t】
まずはsin2xの不定積分(∫sin2x dx)の計算・公式・答えをチェックします。sin2θやsin2tでも同様です。
ステップ① 2x = tと置換する
において、最初に 2x = tと置きます。その上で、tについて両辺を微分します。
すると
⇄ dx/dt=1/2
⇄ dx=dt/2
となるのです。
ステップ② ∫sin2x dx の各項目をtで置き換えて計算
上の変換式を活用しましょう。
∫sin2x dx
=∫sint /2 dt
=1/2 ∫sint dt
と整理できますね。この時、積分区間も記載されている場合(定積分)は、その範囲も変えるので注意しましょう。
sinの積分= -cosの公式を活用しますと、-cost / 2 + c(cは積分定数)と変換できますね。2x=tを元に戻すと、-cos2x /2 +C がsin2xの不定積分(∫sin2x dx)の答えとなります。
元の変数がxでなくθやtなどの、別の記号であっても同様に処理すればOKです。
cos2xの不定積分の計算・公式・答え【cos2θやcos2t】
続いてcos2xの不定積分(∫cos2x dx)の計算・公式・答えをチェックします。cos2θやcos2tでも同様です。
ステップ① 2x = tと置換する
において、sin2xの積分と同様にcos2xの不定積分でも「最初に 2x = t」と置きます。その上で、tについて両辺を微分します。
すると
⇄ dx/dt=1/2
⇄ dx=dt/2
と上の通り。
ステップ② ∫cos2x dx の各項目をtで置き換えて計算
上の変換式を活用しましょう。
∫cos2x dx
=∫cost /2 dt
=1/2 ∫cost dt
と整理できますね。この時、積分区間も記載されている場合(定積分)は、その範囲も変えるので注意しましょう。
cosの積分= sinの公式を活用しますと、-sin t / 2 + c(cは積分定数)と変換できますね。2x=tを元に戻すと、sinc2x /2 +C がcos2xの不定積分(∫cos2x dx)の答えとなります。
元の変数がxでなくθやtなどの、別の記号であっても同様に処理すればOKです。
sin2xの微分の計算・公式・答え【sin2θやsin2t:サイン】
sin2xの微分は積分よりも簡単ですね。
sinxの微分がcosxであることに元に、
(sin2x)’ = cos2x (2x)′=2cos2xとなります。
sin2xの「2x」に着目して、ここを微分したものも掛けるのを忘れないように。
cos2xの微分の計算・公式・答え【cos2θやcos2t:コサイン】
cos2xの微分も積分より簡単です。
cosxの微分が-sinxであることに元に、
(cos2x)’ = -sin2x (2x)′= -2sin2xとなります。
cos2xの「2x」に着目して、ここを微分したものも掛けるのを忘れないように。
まとめ sin2xとcos2xの微分計算や答え・公式【sin2θ(サイン)やcos2θ(コサイン)】
このでは、sin2xとcos2xの積分・微分計算や答え・公式【sin2θ(サイン)やcos2θ(コサイン)】について解説しました。
sin2xとcos2xなどのの微分、積分はよく出てくるため、この機会に覚えておくといいです。
さまざまな計算に慣れ、数学をより楽しんでいきましょう。
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