私たちが生活している中で字はわかるけれども読めない漢字と遭遇することがあるでしょう。
ただ、この漢字が覚えていないと何かと生活で困ることもあるため、理解しておくといいです。
中でもここでは手へんに母(拇)の読み方や意味は?手へんに爪(抓)の読み方や意味は?手へんに包む(抱)の読み方や意味は?手へんに反(扳)の読み方や意味は?について訓読みと音読み別に解説していきます。
手へんに母(拇)の読み方や意味は?
はじめに、手へんに母(拇)の読み方や意味について確認していきましょう。
手へんに母と表記する漢字の「拇」の読み方は、
・音読み:ぼ、ぼう
・訓読み:おやゆび
と読みます。
この漢字は、手へんに母親を意味する音符「母」が合わさって成り立っています。そこから、手の指の中でも母親のような「親指」の意味を表します。
漢検1級の難しい漢字ですが、音読みは音符「母」の「ぼ」と同じ音なので、覚えやすいですね。
また、印章の代わりに親指の指紋を押す「拇印(ぼいん)」の「拇」で覚えておくといいでしょう。
手へんに爪(抓)の読み方や意味は?
次に、手へんに爪(抓)の読み方や意味について確認していきましょう。
手へんに爪と表記する漢字の「抓」の読み方は、
・音読み:そう
・訓読み:か(く)、つね(る)、つま(む)、つ(む)
と読みます。
この漢字は、手へんに上から手で下にあるものをつまみ持つ形を表す音符「爪」が合わさって成り立っています。
そこから「かく。(搔)」や「つねる。」、「つまむ」を意味します。この漢字も漢検1級の難しい漢字です。
しかし、音読みは音符「爪」の「そう」と同じ音なので覚えやすいですね。また、「爪」の訓読み「つめ」を知っていると、「抓」の意味も覚えられるでしょう。
手へんに包む(抱)の読み方や意味は?
続いて、手へんに包む(抱)の読み方や意味についても確認していきましょう。
手へんに包むと表記する漢字「抱」の読み方は、
・音読み:ほう
・訓読み:だ(く)、いだ(く)、かか(える)
と読みます。
この漢字は、手へんと胎児に腕を伸ばしてだきかかえようとしている形を表す音符「包」が合わさって、腕の中に抱え込む、ふところに入れる、包むと言った意味の「だく、いだく」を表します。
そこから、「ふところ。胸。」、「思い。考え。胸にいだく。(抱負。辛抱。)」、「鶏が卵をだいて孵す。」といった意味も持ちます。
また、日本独自に用いられる意味として、「かかえる」があります。これは「家来にする。」や「雇い入れる。」と言う意味です。「抱」も音符「包」の「ほう」と同じ音なので、覚えやすいですね。
手へんに反(扳)の読み方や意味は?
最後に、手へんに反(扳)の読み方や意味について確認していきましょう。
手へんに反と表記する漢字「扳」の読み方は、
・音読み:はん
・訓読み:―
と読みます。
この漢字は、手へんに引くを意味する音符「反」が合わさって成り立っています。
そこから、「ひく。ひっぱる。ひきあげる。」の意味があります。また、「よじる。よじのぼる。」も表します。「扳」は日常生活ではあまり見かけない漢字ですが、音符「反」と同じ読みなので覚えやすいですね。
まとめ 手へんに包む(抱)や手へんに反(扳)の読み方や意味は?
ここでは、手へんに母(拇)の読み方や意味は?手へんに爪(抓)の読み方や意味は?手へんに包む(抱)の読み方や意味は?手へんに反(扳)の読み方や意味は?について解説していきます。
どれも難しい漢字のためこの機会に理解しておくといいです。
さまざまな漢字の意味や読み方を学び日々の業務を効率化させていきましょう。
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