私たちが生活している中で字はわかるけれども読めない漢字と遭遇することがあるでしょう。
ただ、この漢字が覚えていないと何かと生活で困ることもあるため、理解しておくといいです。
中でもここでは「木へんに夏(榎)の読み方や意味は?木へんに加(枷)の読み方や意味は?木へんに石(柘)の読み方や意味は?木へんに留(榴)の読み方や意味は?」について訓読みと音読み別に解説していきます。
木へんに夏(榎)の読み方や意味は?
まず、木へんに夏(榎)の読み方や意味について確認していきます。
木へんに夏と表記する漢字の「榎」の読み方は
・音読み:か
・訓読み:えのき
と読みます。
この榎という漢字はもともとの字義はノウゼンカズラ科の落葉高木の「ひさぎ」を表します。また、日本固有の意味としてはニレ科の落葉高木の「えのき」を表します。
えのきは、広い長円形の葉で初夏に淡黄色の花が咲き、秋に橙色で小豆大の甘い実を結びます。「榎原」と書いて「よはら」と読む難読の熟語もあります。
この漢字の音読みは右側の「夏」と同じ「か」の音なので覚えやすいですね。
木へんに加(枷)の読み方や意味は?
続いて、木へんに加(枷)の読み方や意味についても確認していきましょう。
木へんに加と表記する漢字の「枷」の読み方は
・音読み:か
・訓読み:かせ、からさお、くびかせ
と読みます。
この枷という漢字は木へんにくわえるという意味の「加」が合わさって成り立っています。柄の先に棒を加えた「からざお(刈り取った稲や麦の実を落とす農具)」や人の首に加える「くびかせ(罪人の首や手足にはめて自由をうばう刑具)」を表します。
構成が似た漢字として「架」や「伽」などがあるので、間違わないように気を付けましょう。この漢字の音読みも右側の「加」と同じ「か」の音なので覚えやすいですね。
木へんに石(柘)の読み方や意味は?
続いて、木へんに石(柘)の読み方や意味についても確認していきましょう。
木へんに石と表記する漢字「柘」の読みは、
・音読み:しゃ
・訓読み:つげ、やまぐわ
と読みます。
この漢字の意味としては、クワ科の落葉高木の「やまぐわ」を表します。そして、その「くわいろ」も表します。くわいろは黄色と赤の中間色です。また、日本固有の意味としてはツゲ科の常緑低木の「つげ」を表します。
「柘植」と表記して「つげ」と読むこともあります。つげは関東以西の山地に自生しています。葉は対生で密につき楕円形で小さく堅く、春に淡黄色の小花が群生します。材は緻密で堅いので、櫛・印材や将棋の駒などに用いられます。また、「柘榴」と表記して果物のザクロと読みますが、本来は「石榴」の誤用です。
他にも拓殖大学(たくしょくだいがく)も有名ですのでこちらも併せて覚えておくと木へんに石の漢字を理解しやすいかと思います。
木へんに留(榴)の読み方や意味は?
最後に、木へんに留(榴)の読み方や意味を確認していきましょう。
木へんに留を表記する漢字「榴」の読み方は
・音読み:りゅう
・訓読み:ざくろ
と読みます。
この漢字はザクロ科の落葉高木の「ざくろ」を表します。ざくろの木は、葉は長楕円形で6月ごろに筒形で多肉質の橙赤色の花が咲きます。果実は球形で熟すと裂けて種子が現れます。
この漢字の異体字として「橊」とも表記します。また、この漢字に構成に似ているものとして、「溜」や「瑠」などもあるので、注意しましょう。
まとめ 木へんに石(柘)の読み方や意味は?木へんに留(榴)の読み方や意味は?
ここでは、木へんに夏(榎)の読み方や意味は?木へんに加(枷)の読み方や意味は?木へんに石(柘)の読み方や意味は?木へんに留(榴)の読み方や意味は?について確認しました。
どれも難しい漢字のためこの機会に覚えておくといいです。
さまざまな漢字の意味や読み方を理解し日々の生活に役立てていきましょう。
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