わたしたちが生活している中で、食品に関する計算が求められることがあります。
例えば、りんごや卵といった食べ物において廃棄率、可食部の求め方が必要になる割合が高いといえますがこれらの計算方法について理解していますか。
ここでは、食品の可食部や廃棄率の意味と計算方法について、これと関連する純使用量、使用量と併せて解説していきます。
廃棄率と可食部の意味と変換(換算)方法
まず、りんごやじゃがいもなどの食べ物では、食べられる部分と食べられるない部分に分けられますよね。
以下のようなイメージです。
※
このとき、食品の食べられる部分のことを可食部と呼ぶわけです。
一方で食べられない部分のことを非可食部とよび、これが廃棄する部分に相当するのです。
よって、食べ物における廃棄率=非可食部[g]÷食べ物の総重量[g]で求めることができます。
なおパーセント表記したいケースでは、この式に×100をすることで求めることができます。
純使用量と総使用量、廃棄率と可食部の関係
また、可食部の別の言い方として純使用量と呼ぶこともあり、食べ物の総量を総使用量というケースもあることを覚えておくといいです。
つまり、廃棄率=(総使用量ー純使用量)÷ 総使用量と計算式でも表現できます。
廃棄率と可食部の計算問題を解いてみよう【求め方】
それでは、食べ物の廃棄率や可食部の求め方に慣れるためにも、練習問題にチャレンジしていきましょう。
・問題1
あるりんごの総重量は200gであり、そのうちの150gが可食部です。
このりんごの廃棄率はいくらと計算できるでしょうか。
・解答1
上の換算式に従って計算していきます。
このとき、廃棄する部分の量は200-150=50gとなります。よって、廃棄率は50÷200=0.4と求めることができました。
なお、百分率で廃棄率を表す場合は0.4×100=40%と計算できるのです。
続いて、廃棄率から可食部を求める方法も確認していきましょう。
・問題2
あるみかんの総量は80gであり、廃棄率は10%です。このみかんの可食部の重量はいくらと変換できるでしょうか。
・解答2
こちらも上の可食部と廃棄率の関係の定義に従って計算します。
まず、廃棄する部分の重さは80×0.1=8gであり、残りの部分が可食部となるため、80-8=72gと求められました。
まとめ
ここでは、りんごやみかんやじゃがいもなどの食材の廃棄率、可食部、純使用量、使用量の意味や求め方について解説しました。
このとき、廃棄率=非可食部÷総量で計算できます。なお、総量のことを使用量、可食部のことを純使用量とも呼ぶ場合もあります。
食材の関連用語を理解し、毎日の生活に役立てていきましょう。
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