ただ、倍率20倍や30倍などの中途半端な数値の場合「これらが何人に一人受かってどのくらい落ちるのか?」イメージしにくいもの。
そんなこともありここでは、倍率20倍や倍率30倍がどのくらいなのか(何人に一人合格で、落ちるのか?)について、その計算方法も併せて解説していきます。
結論として、倍率20倍とは「2000人受験者がいた場合、合格者が200人、不合格者(落ちる人)が600人」に相当します。
計算方法を詳しく見ていきます。
基本的に「倍率1倍=すべての人が合格」を意味しており、全体から差し引いた部分(20-1)が不合格者の割合です。
そのため、倍率20倍の試験における
・不合格者:受験者全体 × (20-1)/20
と計算できるわけです。
今回の例では受験者の総数が2000人としたため、
合格者=2000 × 1/20 =100人、不合格者=2000 × 20-1)/20 = 1900人と導出できるのです。
なお、
・倍率20.2倍であれば、合格者の割合:10/202で、不合格者の割合:192/202
・倍率20.3倍であれば、合格者の割合:10/203で、不合格者の割合:193/203
・倍率20.4倍であれば、合格者の割合:10/204で、不合格者の割合:194/204
・倍率20.5倍であれば、合格者の割合:10/205で、不合格者の割合:195/205
・・・となると覚えておきましょう。
倍率の数値が上がるほど、その難度が高くなる傾向です。
倍率20倍と考え方は同じで、倍率30倍とは「3000人受験者がいた場合、合格者が100人、不合格者(落ちる人)が2900人」に相当します。30人に1人受かるとも言い換えられます。
導出方法をチェックします。
基本的に「倍率1倍=すべての人が合格」を意味しており、小数点の部分が不合格者の割合です。
そのため、倍率30倍の試験における
・不合格者:受験者全体 × (30-1)/ 30
と計算できるわけです。
今回の例では受験者の総数が3000人としたため、
合格者=3000 × 1/30 =100人、不合格者=3000 × 29/30 =2900人と導出できるのです。
なお、
・倍率30.2倍であれば、合格者の割合:10/302で、不合格者の割合:292/302
・倍率30.3倍であれば、合格者の割合:10/303で、不合格者の割合:293/303
・倍率30.4倍であれば、合格者の割合:10/304で、不合格者の割合:294/304
・倍率30.5倍であれば、合格者の割合:10/305で、不合格者の割合:295/305
・・・となると覚えておきましょう。
倍率の数値が高くなるほど合格者の割合が小さくなると理解しておくといいです。
倍率20倍や30倍はイメージしにくいため、この機会に覚えておくといいです。
さまざまな計算に慣れ、日々の生活に役立てていきましょう。
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