私たちが生活している中で字はわかるけれども読めない漢字と遭遇することがあるでしょう。
ただ、この漢字が覚えていないと何かと生活で困ることもあるため、理解しておくといいです。
中でもここでは「うかんむりに木(宋)の読み方は?うかんむりに辛い(宰)の読み方や意味は?うかんむりに龍(寵)の読み方は?うかんむりに広い(宏)の読み方や意味は?」について訓読みと音読み別に解説していきます。
うかんむりに木(宋)の読み方や意味は?【漢字の読み方】
それではまずうかんむりに木(宋)の読み方について確認していきます。
うかんむりに木と記載する漢字の「宋」の読み方は
・音読み:そう
・訓読み:訓読み
と読みます。
宋とは、中国の歴史において中国の国の名や王朝の名に使われてきた漢字です。それのみの意味となるため、訓読みは存在しません。宋という名が使われている国や王朝は、合わせて三つ存在します。
春秋時代に建国された国がまず一つです。そして南北朝時代に劉裕(りゅうゆう)という人物が建国した王朝の名が二つ目、最後は趙匡胤(ちょうきんいん)という人物が建国した国が三つ目です。この国は、他の「宋」の名前と区別するために、建国した人物の名前を取って趙宋(ちょうそう)とも呼ばれています。
うかんむりに辛い(宰)の読み方や意味は?
続いてうかんむりに辛い(宰)の読み方や意味についても確認していきましょう。
うかんむりに辛いと記載する漢字の「宰」の読み方は
・音読み:さい
・訓読み:つかさど(る)
と読みます。
うかんむりに辛いという漢字の宰の意味についても確認していきます。
宰の字には、その場をつかさどる・または取り仕切るという意味を持ち、そういった人物を指す意味の熟語にもよく使われています。
例えば、料理をつかさどる料理人という立場を「庖宰(ほうさい)」とも呼ぶことがあります。またその場を監督したり引率したりして取り仕切ることを「宰領(さいりょう)」と読んだり、国の首相は「宰相(さいしょう)」と表現したりします。
うかんむりに龍(寵)の読み方や意味は?
さらにはうかんむりに龍(寵)の読み方や意味についても確認していきましょう。
うかんむりに龍と記載する漢字の「寵」の読み方は
・音読み:ちょう
・訓読み:めぐ(む)・めぐ(み)・いつく(しむ)
と読みます。
寵という字は、あまり日常や名前に使われる漢字ではないので目にすることも少ないかもしれません。もともとは家を表すうかんむりと龍という字で構成されていますので、龍神様を祭るとても重要な場所を表す漢字として誕生しました。
そのため意味としては、神のような慈しみや、他のものとは別格なほど可愛がって大切にすることというスケールの大きな意味が込められているのです。
例えば恩寵(おんちょう)や天寵(てんちょう)といった熟語は、天や神からの慈しみや恵みを意味しています。寵愛(ちょうあい)という言葉は、特に気に入ってその対象を愛でることを指します。その人物の中では、寵愛の対象が天や神と同等なほど尊く無条件に愛することのできる存在ということなのかもしれませんね。
うかんむりに広い(宏)の読み方や意味は?
うかんむりに広いと記載する漢字の「宏」の読み方は
・音読み:こう
・訓読み:ひろ(い)・おお(きい)
と読みます。
うかんむりに広いと記載する漢字の宏の意味もチェックしていきましょう。
宏という字は「優れている」という意味も持ちますが、基本的にはとても広いこと・また大きいことを意味しています。「広」という字に書き換えが可能です。
家という字(うかんむり)に広いと表現されますので、高さだけでなく奥行きの広さというのも表しています。平屋の家をイメージしてもらうとわかりやすいですね。そのため、全体を通して規模や懐が大きいことを表しています。
広い(ひろい・こう)という漢字と似ているために読み方や意味も覚えやすいですね。
まとめ うかんむりに龍(寵)の読み方は?うかんむりに広い(宏)の読み方や意味は?
ここでは、うかんむりに木(宋)の読み方は?うかんむりに辛い(宰)の読み方や意味は?うかんむりに龍(寵)の読み方は?うかんむりに広い(宏)の読み方や意味は?について確認しました。
どれも似たような漢字なので、その読み方や意味を混同しないようにするといいです。
さまざまな漢字の読み方や意味を理解し、日々の生活に役立てていきましょう
コメント