私たちが生活している中で字はわかるけれども読めない漢字と遭遇することがあるでしょう。
ただ、この漢字が覚えていないと何かと生活で困ることもあるため、理解しておくといいです。
中でもここでは「てへんに察(擦)の読み方は?てへんに覚(撹)の読み方や意味は?てへんに航の右(抗)の読み方は?てへんに定める(掟)の読み方や意味は?」について訓読みと音読み別に解説していきます。
てへんに察(擦)の読み方や意味は?【漢字の読み方】
それではまず、てへんに察と書く漢字の「擦」の読み方について確認していきます。
てへんに察と記載する漢字の「擦」の読み方は、
・音読み:さつ
・訓読み:す(る)、す(れる)、かす(れる)、こす(る)、さす(る)、なす(る)
と読みます。
この「擦」の意味としては、「手でこすりあわせる」というもので、そこからさらに「する」「すれる」「こする」「さする」や「なする」「ぬりつける」ということをあらわすようになりました。
「摩擦(まさつ)」などはよく見かける言葉ではないでしょうか。また、すり傷のことを「擦過傷(さっかしょう)」と言ったりしますね。
読み方は、てへんの右側の部分である「察」と同じく、「さつ」と読むことができます。
てへんに覚(撹)の読み方や意味は?
続いて、てへんに覚(撹)と書く漢字の読み方や意味についても確認していきましょう。
てへんに覚と記載する漢字の「撹」の読み方は、
・音読み:かく、こう
・訓読み:ま(ぜる)、みだ(す)
と読みます。
この「撹」という字には、「みだす」「かきまわす」「かきまぜる」といった意味があります。
料理や、理科の実験などで、材料をかき混ぜることを「攪拌(かくはん)」といいますね。
また、「情報網を攪乱(かくらん)する」などに使われる「撹乱」は、「かき乱すこと。混乱が起きるようにすること」という意味です。
てへんの右側が「自覚する」などに用いる「覚」なので、同じく「かく」と読むことができます。
てへんに航の右(抗)の読み方や意味は?
さらには、てへんに航の右(抗)の読み方や意味についても確認していきましょう。
てへんに航の右と記載する漢字の「抗」の読み方は、
・音読み:こう
・訓読み:あらが(う)、こば(む)、はりあ(う)、ふせ(ぐ)
と読みます。
「抗」は、「手を高く上げる」ということをあらわしており、そこから「てむかう」「さからう」「あらがう」「はりあう」「ふせぐ」「こばむ」といった意味を持つようになりました。
「抗議」「抵抗」「反抗」「抗菌」など、日常的に見かけることも多いので、馴染みのある漢字ではないでしょうか。
実は、てへんの右側の「亢」は「こう」と読む字ではあるのですが、単独ではあまり見かけない字なので、読み方を知っている人は少ないかもしれません。「抵抗」などの馴染みのある単語で読み方を覚えておくと良いですね。
てへんに定める(掟)の読み方や意味は?
てへんに定めると記載する漢字の「掟」の読み方は
・音読み:じょう、てい
・訓読み:おきて、さだ(め)
と読みます。
「掟」には、「おきて」「きまり」「さだめ」といった意味があります。「守るべきものとしてすでに定められている事柄」ということで、「ルール」や「規則」と同じような意味です。
もともとは「心に決める、計画を立てる」という意味の言葉でしたが、次第に計画的に管理し、命令する、といった意味になり、そこから命令や指示そのものも「掟」というようになりました。
音読みは、てへんの右側が「定」という字であることから、同じく「てい」「じょう」と読むことができます。
まとめ てへんに航の右(抗)やてへんに定める(掟)の読み方や意味は?
ここでは、てへんに察(擦)の読み方は?てへんに覚(撹)の読み方や意味は?てへんに航の右(抗)の読み方は?てへんに定める(掟)の読み方や意味は?について解説しました。
どれも難しい漢字のためこの機会に理解しておくといいです。
さまざまな漢字の意味や読み方に慣れ、日々の生活に役立てていきましょう。
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