私たちが生活している中で字はわかるけれども読めない漢字と遭遇することがあるでしょう。
ただ、この漢字が覚えていないと何かと生活で困ることもあるため、理解しておくといいです。
中でもここではてへんに広(拡)の読み方や意味は?てへんに免(挽)の読み方や意味は?てへんに上下(挊)の読み方や意味は?てへんに軍(揮)の読み方や意味は? について訓読みと音読み別に解説していきます。
てへんに広(拡)の読み方や意味は?
それではまず、てへんに広と漢字の「拡」の読み方について確認していきます。
てへんに広と記載する漢字の「拡」の読み方は
・音読み:かく
・訓読み:ひろ(がる)・ひろ(げる)
と読みます。
この拡の意味は、ひろがる・ひろげる・ひろめる・のばしひろげる・ひろくするです。
小学校6年生で習う漢字ですね。旧字は「擴」です。
「拡がる」と似た漢字に「広がる」があります。その違いは何でしょう。
「拡がる」は、「ひろがる」という読み方は常用漢字に含ませていませんが、
「広がる」は、常用漢字です。
また、「拡がる」は、面積や規模を大きくするというニュアンスで使われます。
「事業を拡げる」「被害が拡がる」「コロナの感染が拡がる」といった感じです。
それに対して、「広がる」は、空間的に大きいというニュアンスで使われます。
「道路が広がる」「海や山が広がる」といった感じです。
2つとも基本的な意味は同じですね。しかし、「拡がる」は公用文書や学校では使われていないので、日常で使う場合は「広がる」と書いた方が無難でしょう。
てへんに免(挽)の読み方や意味は?
続いて、てへんに免(挽)の読み方や意味についても確認していきましょう。
てへんに免と記載する漢字の「挽」の読み方は
・音読み:ばん
・訓読み:ひ(く)
と読みます。
この挽の意味は、
①ひく・ひっぱる・ひきもどす。熟語にすると挽回(ばんかい)などがこれに相当します。
②ひつぎの車をひく・人の死をいたむ。熟語的には「挽歌(ばんか)」「挽詩(ばんし)」が挙げられます。
③ノコギリで切る。また、すりつぶす。
④人を高い地位に引き上げる
です。
ハンバーグを作るときに使う挽肉もこの「挽」の漢字が使われていますね。「挽」はいろいろな意味があるので、覚えておくと良いでしょう。
てへんに上下(挊)の読み方や意味は?
さらに、てへんに上下(挊)の読み方や意味についても確認していきましょう。
てへんに上下と記載する漢字の「挊」の読み方は
・音読み: ろう
・訓読み:もてあそ(ぶ)
と読みます。
この挊の意味は、もてあそぶです。
挊は「弄」の異体字になります。異体字とは、意味や発音が同じ漢字ではあるが、漢字の形が異なっている字体のことを言います。異体字は他に、国=國、万=萬、竜=龍などがあります。
てへんに軍(揮)の読み方や意味は?
てへんに軍と記載する漢字の「揮」の読み方は
・音読み: き
・訓読み: ふる(う)
と読みます。
この揮の意味は、
①ふるう・手を振り回す・振り払う。熟語にすると有名なものでは「指揮(しき)」「発揮(はっき)」が挙げられます。
②散る・撒き散らかす。よく聞く言葉には「揮発(きはつ)」がありますね。
です。
小学校6年生で習う常用漢字です。「揮」は人名でもよく使われる漢字ですね。特に男の子の名前によく使われているので、覚えておくと良いでしょう。
まとめ てへんに上下(挊)の読み方や意味は?てへんに軍(揮)の読み方や意味は?
ここでは、てへんに広(拡)の読み方や意味は?てへんに免(挽)の読み方や意味は?てへんに上下(挊)の読み方や意味は?てへんに軍(揮)の読み方や意味は?について解説しました。
どれも難しい漢字のためこの機会に理解しておくといいです。
さまざまな漢字の意味や読み方を理解し、日々の生活に役立てていきましょう。
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