物理を始めとした科学の問題を解く際に、特徴のある表現が記載されていることがよくあります。
例えば、「単位長さあたり質量」「単位長さあたりの巻き数」」などと単位長さあたりの~という言葉がしばしば見ますが、この意味について理解していますか。
ここでは、この単位長さあがりの~という表現について具体例を挙げて解説していきます。
単位長さあたりとは?
それでは、この「単位長さ当たりの~」という表現について解説していきます。
例えば、単位長さあたりの~とは単位長さ(1m、1cm、1mmなど状況に応じて変化)における~はどの程度かを表した量です。
具体的な例として、電柱が5mの中に丁度2本分たっている場合の「単位長さあたりの電柱の数」は2 ÷ 5 = 0.4本がこの電柱の単位長さあたりの本数に相当するのです。
つまり、Xmに対象の数Yが含まれている場合の単位長さあたりの数=Y ÷ Xで求められると理解しておきましょう。
単位長さあたりの巻き数の計算方法【ソレノイドコイル】
物理(電磁気)にいおいてよくソレノイドコイルの単位長さあたりの巻き数nと巻総数Nの関係について聞かれることがあります。
具体的に、ソレノイドコイルの長さがlm、巻き数がNとした場合の単位長さあたりの巻き数n=N/lで計算することができます。
上の単位長さあたりの意味を元に考えていきますと、1mで巻き数nとなることが理解できるでしょう。
そのため2mであれば巻総数が2×n、3mであれば3×n・・・となるように、積を求めていけばいいわけです。
よって、ソレノイドコイルの巻き総数N=nlとなり、単位長さあたりの巻き数n=N/lが導出されました。
単位長さあたりの質量の計算方法
続いて、単位長さあたりの質量の求め方についても確認していきます。
織物などロール状の製品に関する数値として、この「単位長さあたりの質量」を計算する機会があります。
上と同じように、全体の質量 ÷ 全体の長さ=単位長さあたりの質量で求めることができます。
例えば10mの長さで1kgのロールがあったとすれば、この材料の単位長さあたりの質量は1 ÷ 10 =0.1kg= 100gと変換することができるのです。
何で何を割るのかをきちんと理解しておきましょう。
まとめ 単位長さあたりの質量や単位長さあたりの巻き数などについて徹底解説!
ここでは「単位長さあたり質量」「単位長さあたりの巻き数」」などと単位長さあたりの~の意味や求め方について解説しました。
物理等でよく出てくる表現なのでこの際に覚えておくといいです。
さまざまな用語を理解し、毎日の生活に役立てていきましょう。
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