科学的な解析を行う際によく専門的な用語が出てくることがあり、これらをきちんと覚えていないと解析を行えないケースが多くあります。
例えば、専門用語として「出現率や出現頻度・出現回数」といった言葉を使用することがありますが、これらの定義について理解していますか。
ここでは、出現率・出現回数等の意味や求め方について解説していきます。
出現率や出現回数の計算方法と意味【求め方】
それでは、出現率や出現回数の定義について確認していきます。
あるデータ一式において、特定の用語や記号が出てくるとします。例えば、A,B,C,D,E判定のような記号が羅列されたデータX個において、記号「A」がY個分出てきたとします。
以下のようなイメージです。
このY個が「特定の文字Aの出現回数」にあたるのです。なお、出現回数は出現頻度ともいうことができます。
そして、このAの出現率=Y / Xという式つまり出現率=出現回数 / データの総数 で計算することができるといえます。
なお、パーセント表記したい場合はこの式に×100を行うだけでいいです。
出現率と出現回数の計算問題を解いてみよう【パーセント】
それでは、出現率と出現回数の求め方に慣れるためにも問題を解いてみましょう。
・問題1
ある5段階評価のデータの総数が500個ある中で、「3」を取った人は200人(200個)に相当します。3の出現率はいくらになるでしょうか?
・解答1
上の出現回数(出現頻度)と出現率の換算式を元に計算していきます。
対象の評価「3」の出現回数が200回であるため、200 / 500 =0.4が出現率と求められました。
なお、%表記で出現率を計算したいのであれば、0.4 × 100 = 40パーセントとなります。
続いて、出現率から出願回数の計算も行ってみましょう。
・問題2
ある10段階評価のデータが150個分あります。評価「9」の出現率が20%のとき、出現回数はいくらになるでしょうか。
・解答2
上の出現率から出現回数への換算方法を参考にしましょう。
すると、150 × 0.2 = 30回と計算できるのです。
まとめ
ここでは、出現回数や出現率(出現頻度)の求め方や意味について確認しました。
出現回数とはデータ群においてある特定の文字や記号が何回出てくるか表す量といえます。そして、出現率とは出現回数をデータ総数で割ったものといえます。
なお、百分率表記したいのであれば、×100を行えばいいです。
出現回数や出現率の定義を理解し、各解析に役立てていきましょう。
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