私たちが生活している中で字はわかるけれども読めない漢字と遭遇することがあるでしょう。
ただ、このような漢字を覚えていないと何かと生活で困ることもあるため、理解しておくといいです。
中でもここでは食へんに虫(蝕)の意味や読み方は?食へんに向(餉)の読み方や意味は?食へんに余(餘)の意味や読み方は?食へんに包(飽)の読み方や意味は?について訓読みと音読み別に解説していきます。
食へんに虫(蝕)の読み方や意味は?
それではまず食へんに虫と記載する漢字の「蝕」の読み方や意味について確認していきます。
食へんに虫と記載する漢字の「蝕」の読み方は
・音読み:しょく
・訓読み:むしば(む)
と読みます。
この蝕という漢字の意味は、むしばむ、おかすことです。また、太陽や月が欠けることを意味します。
蝕を使用した言葉には、「日蝕」(にっしょく)や「月蝕」(げっしょく)、「浸蝕」(しんしょく)や「腐蝕」(ふしょく)などがありますが、「日食」、「月食」など、「食」の字が使われることが多いため、日常で見る機会は限られるかも知れません。
読み方は、音読みは食と同じ読みであることから、訓読みは漢字の意味と合わせて覚えると良いでしょう。
なお、正確には蝕の部首は「虫へん」です。
食へんに向(餉)の読み方や意味は?
続いて食へんに向(餉)の読み方や意味についても確認していきましょう。
食へんに向と記載する漢字の「餉」の読み方は
・音読み:しょう
・訓読み:かれいい、かれい、かて、おく(る)
と読みます。
この餉という漢字の意味は、かれいい、かれい、かて、ほし米、兵糧のことです。かれいいは、炊いた米を乾燥させたものを指し、乾飯とも書きます。
また、おくる、食べ物などを送り届けるという意味があります。他に、食事、また食事をするくらいの短い時間を意味します。
餉は、日常ではあまり見る機会がない漢字かも知れませんが、餉を使用した言葉には、夕食を意味する「夕餉」(ゆうげ)、仏に供える米飯を意味する「仏餉」(ぶっしょう)などがあります。
これらの言葉や漢字の意味と合わせて読み方を覚えると良いでしょう。
食へんに余(餘)の読み方や意味は?
さらには食へんに余(餘)の読み方や意味についても確認していきましょう。
食へんに余と記載する漢字の「餘」の読み方は
・音読み:よ
・訓読み:あま(す)、あま(る)、ほか
と読みます。
この餘という漢字の意味は、あます、あまる、あまり、のこりのことです。また、ほか、そのほかという意味があります。
餘は余の旧字体です。元々、別の意味の二つの字を余にまとめたものです。
餘を日常で見る機会はあまりありませんが、小説などで見る機会があるかも知れません。
読み方は、音読みは余と同じ読みであることから、訓読みは漢字の意味と合わせて覚えると良いでしょう。
食へんに包(飽)の読み方や意味は?
食へんに包と記載する漢字の「飽」の読み方は
・音読み:ほう
・訓読み:あ(きる)、あ(かす)
と読みます。
この飽の意味としては、あきる、腹いっぱい食べることです。
また、あきる、あかす、満足する、満足させることを意味します。他に、あくまで、満足するまでという意味があります。
飽を使用した言葉には、含みうる最大限度まで満たされていることを意味する「飽和」(ほうわ)や、満足せずに物事を強く追い求める様子を意味し、「飽くなき好奇心」などと使われる「飽くなき」(あくなき)などがあります。
これらの言葉や漢字の意味と合わせて、読み方を覚えると良いでしょう。
まとめ 食へんに余(餘)や食へんに包(飽)の読み方や意味は?
ここでは、食へんに虫(蝕)の意味や読み方は?食へんに向(餉)の読み方や意味は?食へんに余(餘)の意味や読み方は?食へんに包(飽)の読み方や意味は?について解説しました。
どれも難しい漢字のためこの機会に理解しておくといいです。
さまざまな漢字の意味や読み方を学び、日々の生活に役立てていきましょう。
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