金属の接触抵抗とは?わかりやすく簡単に解説!【接触面積との関係】 | ウルトラフリーダム

金属の接触抵抗とは?わかりやすく簡単に解説!【接触面積との関係】

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科学的な解析を行う際、専門的な用語を理解していないと対応できない場面が多くあります。

例えば、電気的な分野において「接触抵抗」という言葉を耳にすることがあるかと思いますが、こよ接触抵抗の意味について理解していますか。

ここでは、この接触抵抗の定義についてわかりやすく、簡単に解説していきます。

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金属の接触抵抗の意味を簡単に、わかりやすく解説!

まず、電気的な分野における「抵抗」とはいわゆる電気抵抗のことを指しています。

電気抵抗とは、電気つまり電流の流れにくさのことを表しているのです。

この電気抵抗は、材質、電流が流れる部分の断面積や長さ、材料同士の接触の仕方などのパラメータによって変化するものです。

これらの中でも、接触する部分における電気抵抗のことを接触抵抗と呼んでおり、以下のようなイメージです。

物体同士が接触している部分の抵抗なので接触抵抗と理解しておくといいです。

接触抵抗が増加する原因

このように接触抵抗について簡単に解説しましたが、この接触抵抗が上がる(影響を与える)原因としていくつか挙げられ、以下で詳細を確認していきます。

接触抵抗と接触面積

接触抵抗に大きく関与するものの一つに、接触面積が、あります。

もし、同程度の力で物体同士が接触していた場合、接触面積が大きい方が接触抵抗を小さくすることができるのです。

これは、同じ物質内の電気抵抗の考え方と同じでです。

接触抵抗と密着度合(圧力)

なお、接触部分の密着度合によっても接触抵抗は大きく変化し、より強固に接続されているほど接触抵抗は小さくなるといえるわけです。

つまり、弱くくっついており、中の自由電子が移動しにくいような状況では、電流が流れにくくなるのです。結果として、接触抵抗が、増加する原因となります。

接触抵抗のオーダーとばらつき【接触不良と抵抗値】

よって、接触不良であれば抵抗値が上がる傾向となるのです。

なお、「コネクタ、金属等の接触抵抗のオーダーはどれくらいが一般的なのか」について知りたい方がいますが、一概にどのくらいと説明できません

これは接触面積などの接触状況によって大幅に変化し、その抵抗値のオーダー(桁数)も大きく変化するためといえます。

つまり、接触抵抗はその性質上、ばらつきが発生しやすい抵抗なわけです。

まとめ

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