私たちが生活している中で字はわかるけれども読めない漢字と遭遇することがあるでしょう。
ただ、この漢字が覚えていないと何かと生活で困ることもあるため、理解しておくといいです。
中でもここでは「さんずいに各(洛)の読み方は?さんずいに固(涸)の読み方や意味は?さんずいに刀に木(梁)の読み方は?さんずいに奏(湊)の読み方や意味は?」について訓読みと音読み別に解説していきます。
さんずいに各(洛)の読み方や意味は?【漢字の読み方】
それではまずさんずいに各(洛)の読み方について確認していきます。
さんずいに各と記載する漢字の「洛」の読み方は
・音読み:らく
・訓読み:みやこ・つら(なる)
と読みます。
洛という漢字は基本的に中国で使われていたものだと覚えてもらうと良いかもしれません。主な意味としては、中国にある洛水(らくすい)という川の名前です。
そして洛水という川の北側にある中国の都市の名前が洛陽(らくよう)というのですが、こちらにも洛の字が使われています。
日本においても、中国の都市の洛陽に関連して「みやこ」のことを指しており、日本のみやこである京都の市内は洛中(らくちゅう)と呼ばれています。
さんずいに固(涸)の読み方や意味は?
続いて、さんずいに固(涸)の読み方や意味についても確認していきましょう。
さんずいに固と記載する漢字の「涸」の読み方は
・音読み:こ
・訓読み:から(びる)・か(れる)・つ(きる)
と読みます。
涸という字は、枯と同意語の漢字になります。水が固まると書き表しますので、その字の通り、池や川などにあるはずの水がなくなった干ばつの状態を表しています。
水分がある状態ではなく、乾燥している・またはそこに存在したものがなくなった状態というわけです。
受動的なものだけではなく、あえて池や田んぼなどの水を汲みだしたり蒸発させた際にももちろんこの字が使われます。
枯という字と同意語なので、あまり使われませんが水分だけではなく草木が水分をなくしてかれてしまう意味にも用いられます。また、もともとあったやる気や情熱という精神的なものがなくなってしまう姿を現すことも意味します。
さんずいに刀に木(梁)の読み方や意味は?
さらにはさんずいに刀に木(梁)の読み方や意味についても確認していきましょう。
さんずいに刀と木と記載する漢字の「梁」の読み方は
・音読み:りょう
・訓読み:うつばり、はし、はり、やな
と読みます。
梁(はり)というものは屋根を構成する部分のひとつです。家屋を建てる際にとても重要な部分なので、耳にしたことがある人も多いのではないでしょうか。
主に土木作業に使われそうな漢字ですが、さんずいが入っているのにも理由があります。
梁はもともと、川で魚を捕る際に使われる「梁(やな)」という手法を表す漢字だったのです。簗(やな)は木や石で水路をふさぎ、一か所だけ開けた水の出口から魚を捕る仕掛けのことです。
また、中国の王朝名にも梁の字が使われています。
さんずいに奏(湊)の読み方や意味は?
さんずいに奏と記載する漢字の「湊」の読み方は
・音読み:そう
・訓読み:みなと・あつ(まる)
と読みます。
現在では船が出入りしたり停まったりする場所を表すには「港(みなと)」という字が一般的ですが、古くは「湊(みなと)」の字が使われていました。水が集まるところということと関連して、(人やものが)あつまる・あつめるという意味も含まれ、「輳」と同意語になります。
また、新古今和歌集の中では、春のいきつくところ・春の果てという意味を表すために「春の湊(みなと)」という言葉が使われています。
まとめ さんずいに刀に木(梁)の読み方は?さんずいに奏(湊)の読み方や意味は?
ここでは、さんずいに各(洛)の読み方は?さんずいに固(涸)の読み方や意味は?さんずいに刀に木(梁)の読み方は?さんずいに奏(湊)の読み方や意味は?について解説しました。
どれも比較的難しい漢字のためこの機会に理解しておくといいです。
さまざまな漢字の意味や読み方に慣れ日々の業務を効率化させていきましょう。
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