化学においてモル(物質量)に関する計算はとても重要です。
例えば代表的な物質である酸素に着目した場合、その体積や重さ(質量)をどのように計算するのか理解していますか。
ここでは、酸素1molは何グラムか?体積はいくらか?モル質量はいくらか?酸素のリットルとグラムの変換方法は?について計算問題を交えて解説していきます。
酸素1molの重さ(質量)は何グラムか?【酸素のモル質量】
それでは、酸素1molが何グラムかについて確認していきます。
酸素1molの質量(重さ)が何グラムなのかについて考える際、酸素のモル質量の情報が必要となります。
酸素分子の分子式はO2であり、酸素原子O16の原子量が16であることを考えますと、16×2=32が酸素分子のモル質量と計算できるのです。
なお、モル質量とは1molあたりの重さ(質量)そのものを指しているため、酸素1mol=32gと変換できるのです。
酸素1molの体積は何リットル(何L)?
今度は酸素1モルの体積に着目していきましょう。
結論からいいますと、標準状態においては酸素1モルの体積=22.4Lと決まっています。
これは酸素だけでなく、すべての気体にあてはまる定義であることを理解しておくといいです。
なお、温度や圧力が標準状態ではない場合はこの酸素1molあたりの体積も変化することも覚えてしておきましょう。
酸素のリットル(L)とグラム(g)の変換(換算)方法は?
続いて、酸素のリットルとグラムの換算方法についても考えていきましょう。
上にて、酸素1モルあたりの体積(リットル)と重さ(グラム)の関係を解説しました。
よって、このリットルとグラムの関係を見ればこれがまさに変換式となります。
つまり、標準状態の酸素では22.4L=32gという換算式となるので、酸素1リットル=32/22.4=約1.429g/Lとなります。
逆に酸素1グラム=22.4÷32=0.7Lと求めることができます。
これが酸素のリットルとグラムの変換式です。
まとめ 酸素1molは何グラムで体積はいくら?酸素のリットルとグラムの変換方法は?【酸素1モルの体積や重さ(質量)やモル質量の計算方法】
ここでは、酸素1molは何グラムで体積はいくら?酸素のリットルとグラムの変換方法について解説しました。
・酸素1モル=22.4L(標準状態)
・酸素1モル=32g
と計算できることを理解しておくといいです。
酸素を始めとした様々なモル計算になれ、化学をより楽しんでいきましょう。
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