私たちが生活している中で字はわかるけれども読めない漢字と遭遇することがあるでしょう。
ただ、このような漢字を覚えていないと何かと生活で困ることもあるため、理解しておくといいです。
中でもここではにすいに水(冰)の意味や読み方は?にすいに周(凋)の読み方や意味は?にすいに牙(冴)の意味や読み方は?にすいに疑(凝)の読み方や意味は?について訓読みと音読み別に解説していきます。
にすいに水(冰)の読み方や意味は?【漢字の読み方】
それではまずにすいに水と漢字の「冰」の読み方について確認していきましょう。
にすいに水と漢字と書く「冰」の読み方は
・音読み:ひょう
・訓読み:こおり、ひ、こお(る)
と読みます。
この「冰」の意味は、「こおり」「こおりのように穢れなくこの「冰」の意味は、「こおり」「こおりのように穢れなく、純白なもの」「とけやすいもの」などを指します。
なおこの漢字は「氷」の異体字であり、意味も同じとなります。
この漢字の成り立ちですが、「にすい」の氷の結晶と「水」の川の水を併せて、「川の水が氷る」からきています。
にすいに周(凋)の読み方や意味は?
続いてにすいに周(凋)の読み方や意味についても確認していきましょう。
にすいに周と記載する漢字の「凋」の読み方は
・音読み:ちょう
・訓読み:しぼ(む)
と読みます。
この「凋」の意味は、「しぼむ」「おとろえる」などがあります。また、おおもとは「草木がしぼむさま」という意味合いになります。あくまで想像ですが、「にすい」が意味する氷の結晶が、周りの草木をしぼませたところから着想を得たのでしょうか。
また「凋」を使った熟語もたくさんあり、「凋落(今まで盛んだったことが、落ちぶれてしまうこと)」や「凋弊(疲れて衰えてしまうこと)」などがあり、いずれもネガティブな意味合いで使われることが多いです。
にすいに牙(冴)の読み方や意味は?
さらに、にすいに牙(冴)の読み方や意味についても確認していきます。
この漢字の「冴」の読み方は
・音読み:ご
・訓読み:さ(える)
と読みます。
この「冴」の意味は、「さえる」「こおる」などがあります。
この「さえる」には、「ひえこむ」「音などがよく澄む」「頭の働きがするどい」といった複数の意味合いがあります。
この漢字は書きやすく、また字の形もきれいなため、よく人名に使われています。込められた願いには、頭脳明晰になり社会に出て大成する、というものなどになるのかもしれません。
にすいに疑(凝)の読み方や意味は?
にすいに疑と記載する漢字の「凝」の読み方は
・音読み:ぎょう
・訓読み:こ(る)、こ(らす)
と読みます。
この「凝」の意味は、「こりかたまる」「集中する」「動かなくなる」などがあります。
この漢字は漢字検定3級に出題される常用漢字ですので、皆さんもよく見るのではないでしょうか。
この漢字の意味合いは、大体が「にすい」の意味である”氷”のように、固まって動かないような意味合いですね。また「疑」の”うたがう”という意味から、考えすぎて思考が動かなくなるの意味になり、様々な意味に派生したのではないかと思われます。
ちなみに「凝」を使った言葉に「混凝土」という単語があります。これは「こんくりーと」と読みます。コンクリートは、セメント・砂・砂利(ジャリ)・水などを混ぜ合わせて固めることでできるそうなので、この当て字はいい発想だなと思いました。
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