私たちが生活している中で字はわかるけれども読めない漢字と遭遇することがあるでしょう。
ただ、この漢字が覚えていないと何かと生活で困ることもあるため、理解しておくといいです。
中でもここでは虫へんに累(螺)の読み方は?虫へんに巻(蜷)の読み方や意味は?虫へんに縄の読み方は?虫へんに古い(蛄)の読み方や意味は?について訓読みと音読み別に解説していきます。
虫へんに累(螺)の読み方や意味は?【漢字の読み方】
それではまず虫へんに累と漢字の「螺」の読み方について確認していきます。
虫へんに累と記載する漢字の「螺」の読み方は
・音読み:ら
・訓読み:つぶ、にし、にな、ほらがい
と読みます。
「螺」の意味は、「にし」「にな」「ほらがい」といった貝の総称です。また、「渦巻き状の物」という意味もあるようです。「栄螺(さざえ)」や「田螺(タニシ)」もこれらの貝の仲間です。
また巻貝が多いことから、渦巻き状の物を指す漢字にもなりました。例えば、「螺旋(らせん)」「螺子(ねじ)」などがあります。
直接的な意味から、別の意味へ派生するという形は、さながら連想ゲームのようですね。
虫へんに巻(蜷)の読み方や意味は?
続いて虫へんに巻(蜷)の読み方や意味についても確認していきましょう。
虫へんに巻と記載する漢字の「蜷」の読み方は
・音読み:けん
・訓読み:にな
と読みます。
この漢字の「巻」の部分、少し違いますが、旧字体なので意味は同じです。
さて、この「蜷」の意味は、「まがる」「かがまる」「虫が体を曲げながら動くさま」となっています。また、「かわにな」という巻貝の別名でもあります。
「虫が体を曲げながら動くさま」を見たことから連想したのでしょうか。その他に「まがる」という漢字は「曲」という漢字もありますね。着目するものによって、漢字の形がこうも違うところを知るのも面白いですね。
虫へんに縄(蝿)の読み方や意味は?
次に虫へんに縄の読み方や意味について確認していきたいところですが、この漢字はUnicode(文字コードの業界規格)上には存在していませんでした。
なお、縄の右側の漢字と虫へんを合わせると「蝿」という漢字になります。
虫へんに縄の右側と記載する「蝿」漢字の読み方は
・音読み:よう
・訓読み:はえ
と読みます。
皆さんおなじみの台所によく出てくる虫ですね。ハエは世界各国どこでも見られる虫ですが、衛生害虫や農業害虫の双方で害虫と呼ばれる虫になります。
現代の日本では少なくなりましたが、 特に家庭で見られるハエには病原菌を持った個体もいるので、皆さんも気を付けましょう。
さて、ここで皆さんに問題です!
「五月蝿い」
これは何と読むでしょうか?「蝿」をイメージすれば、なんとなくわかるのではないでしょうか。
・
・
正解は「うるさい」でした。
「五月蝿(さばえ)」という陰暦5月ごろの群がり騒ぐ蝿からもじって、「五月蝿い」となっています。なお、うるさいには「煩い」もあり、意味合いは同じになります。
虫へんに古い(蛄)の読み方や意味は?
虫へんに古いと記載する漢字の「蛄」の読み方は
・音読み:こ
・訓読み:「情報なし」
と読みます。
この「蛄」の意味は、「けら」という虫の種類の意味があります。
「けら」だとわかりづらいですが、「おけら」と聞けば、わかる人もいるでしょう。「けら」は別名、螻蛄(ロウコ)ともいうそうです。また蟪蛄(ケイコ)(にいにいぜみ)という意味もあり、限定的ではありますが、セミの意味もあるようです。
それ以外にも、「蝲蛄(ざりがに)」や「蝦蛄(しゃこ)」などもあり、見た目が似ていることから、同じ当て字が使われているものだと思います。
まとめ 虫へんに縄や虫へんに古い(蛄)の読み方や意味は?
ここでは、虫へんに累(螺)の意味や読み方は?虫へんに巻(蜷)の読み方や意味は?虫へんに縄の読み方は?虫へんに古い(蛄)の読み方や意味は?について解説しました。
どれも難しい漢字のため、この機会に理解しておくといいです。
さまざまな漢字の意味や読み方を学び、日々の生活に活かしていきましょう。
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