私たちが生活している中で字はわかるけれども読めない漢字と遭遇することがあるでしょう。
ただ、この漢字が覚えていないと何かと生活で困ることもあるため、理解しておくといいです。
中でもここでは「木へんに京(椋)の読み方や意味は?木へんに秋(楸)の読み方や意味は?木へんに弟(梯)の読み方や意味は?木へんに会う(桧)の読み方や意味は?」について訓読みと音読み別に解説していきます。
木へんに京(椋)の読み方や意味は?【漢字の読み方】
それではまず木へんに京と記載する漢字の「椋」の読み方について確認していきます。
木へんに山と記載する漢字の「椋」の読み方は
・音読み:リョウ
・訓読み:むく
と読みます。
この字は、訓読みで「むく」と読み、「椋(むく)の木」をあらわしています。椋の木は落葉高木で、高さが20メートル以上にもなる大きな木です。「京」の字は「高い丘の上に立つ家」をあらわすとともに「大きい」という意味もあり、大きな木を意味する「椋」という字ができました。
音読みだと「リョウ」と読みますが、似た字の「涼」も「諒」も、音読みは同じく「リョウ」なので、まとめて覚えられますね。
また、人名で「小椋」と表記いたしますが、この場合は「おぐら」と読みます。
木へんに秋(楸)の読み方や意味は?
続いて木へんに秋(楸)の読み方や意味についても確認していきましょう。
木へんに秋と記載する漢字の「楸」の読み方は
・音読み:シュウ
・訓読み:ひさぎ、ごばん、きささげ
と読みます。
「楸」とは、アカメガシワという植物のことを指します。アカメガシワは「ヒサギ」とも呼ばれ、初夏に花が咲き、実は秋になると黒く熟す木です。この木の葉は秋になると落ちることから、秋を感じられると木として「楸」という字が生まれました。
「楸」は、碁盤の材料にもなることから「ごばん」とも呼びます。
音読みは「秋」と同じ「シュウ」ですので、覚えやすいですね。
木へんに弟(梯)の読み方や意味は?
さらには木へんに弟(梯)の読み方や意味についても確認していきましょう。
木へんに弟と記載する漢字の「梯」の読み方は
・音読み:テイ、タイ
・訓読み:はしご、かけはし
と読みます。
この文字は「はしご」と呼びますが、なぜ「弟」という字が付くのでしょう。「弟」は「低い」という意味があり、低いところから高いところに登れるようにした木製のはしごを意味するところから「梯」という文字ができました。
また、人名で使われることもありますが、その場合は「かけはし」さんとなります。
「弟」という字は「師弟(してい)関係」という言葉にもあるように「テイ」とも呼び、「梯」のほかにも「梯」や「悌」のように「弟」がつく文字は「テイ」と読める文字が多いです。
木へんに会う(桧)の読み方や意味は?
木へんに会うと記載する漢字の「桧」の読み方は
・音読み:カイ、ケ
・訓読み:ひのき、ひ
と読みます。
「桧」という字は、「檜」とも書きますが、意味はどちらも同じで、木材の「ひのき」を表しています。「桧」が新字体、「檜」が旧字体というだけなので、どちらを使っても意味は変わりません。
桧は、古くから仏閣や神社、宮殿建設用として用いられた建材としては最高の材料です。桧は精油を含んでいる木で、火がつきやすいということから「火の木」と言われるようになったと言われていますが、神宮の建材に使われることから、最も古い造形物の太陽の意味を表す「日の木」という意味で言われるようになったとも言われています。
ちらにしても、読み方は「ひのき」なので、意味と読み方と両方一度に覚えられますね。
また、音読みも「会(カイ)」と同じなので、覚えやすいですね。
まとめ 木へんに弟(梯)の読み方や意味は?木へんに会う(桧)の読み方や意味は?
ここでは、木へんに弟(梯)の読み方や意味は?木へんに会う(桧)の読み方や意味は?について解説しました。
どれも難しい漢字のためこの機会に理解しておくといいです。
さまざまな漢字の意味や読み方を理解し日々の生活に役立てていきましょう。
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