私たちが生活している中で字はわかるけれども読めない漢字と遭遇することがあるでしょう。
ただ、この漢字が覚えていないと何かと生活で困ることもあるため、理解しておくといいです。
中でもここでは「金へんに秋(鍬)の読み方は?」「金へんに真(鎮)の読み方や意味は?」「金へんに岡(鋼)の読み方は?」「金へんに安(銨)の読み方や意味は?」について訓読みと音読み別に解説していきます。
金へんに秋(鍬)の読み方や意味は?【漢字の読み方】
それではまず金へんに秋(鍬)の読み方について確認していきます。
金へんに秋と記載する漢字の「鍬」の読み方は
・音読み:しょう・しゅう
・訓読み:すき・くわ
と読みます。
くわとは刃のついた鉄製の道具で、農作業に用いられます。刃の部分で土中の草を切ることができ、雑草の根を断ち切ってくれる役割も持ちます。鍬はすきという道具の読み方も含まれていますが、こちらは鍬より幅の広い刃となっています。鋤(すき)という漢字と同意語です。
漢字の中になぜ秋という字が用いられているかというと、秋は収穫の季節であるため、収穫の際に使われる道具であるくわの漢字が出来上がりました。
金へんに真(鎮)の読み方や意味は?
続いて金へんに真(鎮)の読み方や意味についても確認していきましょう。
木へんに真と記載する漢字の「鎮」の読み方は
・音読み:ちん
・訓読み:しず(める)・しず(まる)
と読みます。
鎮に使われる真という文字は、中国土器である鼎(かなえ)というものが起源です。鼎は祭事にも使われていましたが、元々は穀物や肉・魚を煮炊きする道具のため重くしっかりとした作りです。そこから真という字が出来上がり、重しやその重さから押さえつけるという意味も出来上がり、鎮という漢字が成り立ちました。
同じ読み方で「静める」もありますがこちらは時間がかかっても自然な流れに任せてしずめるのに対し、「鎮める」は強い力でしずめるという意味になります。また、ふさぐという意味も含まれています。
押さえつける力を持っているという意味から、中心人物を表す単語に「重鎮」という単語もあります。
金へんに岡の読み方や意味は?
さらには金へんに岡(鋼)の読み方や意味についても確認していきましょう。
金へんに岡と記載する漢字の「鋼」の読み方は
・音読み:こう
・訓読み:はがね
と読みます。
鋼(はがね)とは、火を通して強く鍛えた鉄のことを指し、とても堅いという意味も含まれています。
刃の金属である「はがね」が由来で、これは字の通り刃物に使用されていました金属です。しかしなぜ鋼という漢字には、金属と関係ないように見える岡という字が含まれているのでしょうか。
岡とう字は真ん中の部分が山を指し、周りの囲いは神を祭るために作られた鳥居のようなものを象徴しています。そのため「簡単には動かない強固なもの」という意味が込められ、金属を表す金へんに岡という文字で構成されたのです。
金へんに安(銨)の読み方や意味は?
金へんに安と記載する漢字の「銨」の読み方は
・音読み:あん
・訓読み:訓読みはありません
と読みます。
銨という字は、目にしたことがある人は少ないかもしれませんね。銨は、無機化合物であるアンモニウムを表す漢字です。通常は無色の気体で、刺激臭を持っているのが特徴なので取り扱いには注意が必要です。
生物には有毒な物質で、体内でもストレスや疲れを感じると生成されますが、肝臓できちんと代謝されると二酸化炭素や水分と共に尿素になり排出されます。
まとめ「金へんに岡(鋼)の読み方は?」「金へんに安(銨)の読み方や意味は?」
ここでは、「金へんに秋(鍬)の読み方は?」「金へんに真(鎮)の読み方や意味は?」「金へんに岡(鋼)の読み方は?」「金へんに安(銨)の読み方や意味は?」について確認しました。
どれも似たような感じなので、その読み方や意味を混同しないようにするといいです。
さまざまな漢字の読み方や意味を理解し、日々の生活に役立てていきましょう
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