私たちが生活している中で字はわかるけれども読めない漢字と遭遇することがあるでしょう。
ただ、この漢字が覚えていないと何かと生活で困ることもあるため、理解しておくといいです。
中でもここでは「足へんに質(躓)の読み方は?足へんに宛(踠)の読み方や意味は?足へんに尊(蹲)の読み方は?足へんに操るの右側(躁)の読み方や意味は?」について訓読みと音読み別に解説していきます。
足へんに質(躓)の読み方や意味は?【漢字の読み方】
それではまず、足へんに質と書く漢字の「躓」の読み方について確認していきます。
足へんに質と記載する漢字の「躓」の読み方は
・音読み:ち
・訓読み:つまず(く)
と読みます。
この「躓」の意味としては、「つまずく」「しくじる、失敗する」「くじける、挫折する」「苦しむ、なやむ」などがあります。
質とは中身がある物体のことで、それに足がぶつかってつまずく様子からこの漢字ができたといわれています。
「猿も木から落ちる」や「河童の川流れ」など、名人も失敗することがある、という意味のことわざはいろいろありますが、「千里の馬も蹴躓く(けつまずく)」というのもその一つです。
あまり見かけない字ですが、足へんの右側の「質」は、「言質(げんち)をとる」のように「ち」とも読めることを思い出すと、「ち」と読むことがわかりますね。
足へんに宛(踠)の読み方や意味は?
続いて足へんに宛(踠)の読み方や意味についても確認していきましょう。
足へんに宛と記載する漢字の「踠」の読み方は
・音読み:えん
・訓読み:かが(む)、もが(く)
と読みます。
この「踠」の意味は、「もだえ苦しんで手足をやたらに動かす、あがく」「事態をなんとかしようとあせる、いらだつ」などがあります。
「もがく」は「藻掻く」と書くこともありますが、こちらは当て字です。
上の意味にもあるように、「もがく」と「あがく」はほぼ同じような意味ですが、「あがく」は「悪あがき」という言葉もあるように、やっても無駄になる、より希望がない状態に用いられます。
「もがく」は、「若い頃もがき苦しんだことで今がある」といったように、苦境を打破できる希望がある場合に用いることが多いようです。
「足へんに尊(蹲)の読み方や意味は?」
さらには足へんに尊(蹲)の読み方や意味についても確認していきましょう。
足へんに尊と記載する漢字の「蹲」の読み方は
・音読み:しゅん、そん
・訓読み:うずくま(る)、つくば(い)、つくば(う)
と読みます。
「蹲」には、「うずくまる」「しゃがむ」「しりごみする」「つくばい」などの意味があります。
「蹲踞(そんきょ)」といえば、相撲や剣道で、相対して礼をするときの姿勢のことをいいます。同じ字でも「蹲踞(つくばい)」と読む場合は、茶室の入り口に低く据えてある、手を洗うための手水鉢(ちょうずばち)のことを指します。
もとは「つく(突く)」と「はう(這う)」という言葉が合わさったもので、手を洗う際に低い姿勢になることを「つくばう」というようになったといわれています。
読み方は、あしへんの右側の「尊」と同じく「そん」と読めますね。
足へんに操るの右側(躁)の読み方や意味は?
足へんに操るの右側と記載する漢字の「躁」の読み方は
・音読み:そう
・訓読み:あわただ(しい)、うご(く)、さわ(がしい)、さわ(ぐ)
と読みます。
「躁」には、「さわぐ、さわがしい」「あわただしい、うごく、動き回る」「あらあらしい、いらだつ」といった意味があります。
騒がしく落ち着かない様子のことをあらわします。
「焦躁」とはいらいらして焦るさまのことですが、「躁」は常用漢字ではないために、一般的には同じ読みで常用漢字の「燥」を用いて「焦燥」と書く方が馴染み深いかもしれませんね。
読み方は、足へんの右側が同じ字である「操」と同じく、「そう」と読むことができます。
まとめ 足へんに尊(蹲)の読み方は?足へんに操るの右側(躁)の読み方や意味は?
ここでは、足へんに質(躓)の読み方は?足へんに宛(踠)の読み方や意味は?足へんに尊(蹲)の読み方は?足へんに操るの右側(躁)の読み方や意味は?について確認しました。
どれも似たような漢字なので、その読み方や意味を混同しないようにするといいです。
さまざまな漢字の読み方や意味を理解し、日々の生活に役立てていきましょう
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