私たちが生活している中で、よく聞く言葉ですがその漢字表記がわからないものに遭遇することがあります。
例えば、南国を代表するフルーツの一つである「マンゴー」の漢字表記やその漢字の由来・語源について、知っていますか。
ここでは、このマンゴーに着目して「マンゴーの漢字表記は檬果や菴羅や芒果や万五か?この読み方や和名や由来・語源(難読漢字)や英語表記は?」について解説していきます。
マンゴーの漢字表記は檬果や菴羅や芒果や万五か?読み方や和名や由来・語源や英語表記も解説!
それでは、以下で難読漢字といえる「マンゴー」の漢字について確認していきます。
結論からいいますと、マンゴーの漢字表記は「檬果や菴羅や芒果」です。万五などとは書かないので注意しましょう。
なお、漢字では上のように記載するものの、日本で日常的には「マンゴー」というカタカナ表記が使われることを覚えておきましょう。
まずは、マンゴーが「檬果」と名付けられた由来・語源を確認していきましょう。
ぱっと見て読みにくいこの「檬果」は、中国語の漢字表記です。中国からこのマンゴーが伝わってきたこともあり、漢字の記載もそのままになっているようです。
なお、この漢字表記が先で「マンゴー」という呼び方になった説が有力です。
具体的には、中国語で「モン(マン)」と発音する「檬」と、「グオ」と発音する「果」を組み合わせて、「モングオ」 → 「マンゴー」の発音となったわけですね。
他にも日本語で「檬」が使われているのは「檸檬」、レモンの「モン」であり、こちらも中国から伝わった際の名残として漢字に含まれているのです。
檬果に含まれる「檬」という漢字には、果物の木を表す意味があります。17画もある難しい漢字です。「檬果」と何も見ないで書けたら、一目置かれるかもしれないですね。
マンゴーの外観や切り方は以下を参考にするといいです。
マンゴーの漢字として菴羅とも書く。読み方・和名・由来・語源は?
なお、マンゴーのことを「菴羅」と漢字で表すこともあります。日本語の感覚からすると、「檬果」「芒果」よりも、マンゴーと読みにくい表記ですね。
実はマンゴーの原産国はインドだと推定されています。なんと4千年も前から育てられていたそうです。
つまりインド、中国、日本の順にマンゴーが伝わってきた説が有力と思います。
はじめて中国に果物のマンゴーが伝わるときにインド語の「アームラ」がマンゴーの名前であると、間違って伝わってしまいました。インド仏教の言葉で「アームラ」は「美味(おいしい)」を表す言葉です。
「アームラ」を中国語の漢字表記にするにあたり「菴没羅」と当て字にされていました。これがさらに略されて「菴羅」と記載されたものがマンゴーの現代の漢字表記になっているわけです。
「美味」と伝わるのも納得のおいしさが、マンゴーにはありますね。
マンゴーの漢字として芒果とも書く。読み方・和名・由来・語源は?
さらには、マンゴーのことを「芒果」と漢字で表すこともあります。マンゴーについて調べると、一番よく出てくる漢字表記が「芒果」です。
「芒果」も、他の漢字表記と同じように、中国語での表記です。マンゴーを「芒果」と記載する由来・語源は檬果と同様であり、中国語で「マン」と発音する「芒」と、「グオ」と発音する「果」を組み合わせ、当て字にして表現したようです。
中国語の辞書で調べてみても、「芒果」はマンゴーの意味であると示されています。
このように、マンゴーの漢字・和名表記をはじめとしてその命名の由来・語源を知っておくと、面白いのでおすすめです。
マンゴーの漢字として万五とは書かない!
なお、知人にマンゴーの漢字表記について尋ねたところ「万五」と記載する人がいましたが、これは誤りです(笑)。
知人もかなり適当な当て字を挙げただけですが、これが間違いなことは多くの人も直観的にわかるでしょう。
上で紹介の漢字をマンゴーの漢字表記として覚えておくといいですね。
マンゴーの英語表記は?
さらには、マンゴーの英語表記についても確認していきましょう。
マンゴーは英語でmangoと表記します。
日本語でも英語でも変わらず「マンゴー」なので、わかりやすいですね。
複数形にすると、mangoesとなります。
まとめ 檬果や菴羅や芒果の読み方や意味はマンゴーか?語源や英語での表記は?万五とは書かない!
ここでは、マンゴーの漢字表記は檬果や菴羅や芒果か?この読み方や由来・語源は(難読漢字)?英語での表記は?について解説しました。
万五という漢字は使わないため気を付けるといいです。
フルーツの漢字や英語表記を語源・由来レベルから学んでいくと、より面白くなりますね。
マンゴーをはじめとしたさまざまな漢字表記・意味などを理解し、日常の生活をより楽しんでいきましょう。
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