科学的な解析をしたり、ビジネスでの在庫管理をするような場面でよく「n数」という言葉を耳にすることがあります。
普通の生活ではあまり聞きなれない言葉といえますが、このn数は何を表しているのでしょうか。
ここでは「ビジネスの現場等で出てくるn数という日本語の意味」や「n数を増やすとは何を表しているのか」について確認していきます。
n数の日本語の意味は?n数を増やすとは?【ビジネス】
まず、ビジネスや科学等で出てくるn数の意味は「サンプル数」を表しているのです。これは単純に数を表す英語のnumberの頭文字である「n」をとったものといえます。
よって「n数が20個で曲げ強度を図る試験を行ってみよう」などといえば、その言葉のまんまサンプル数を20個で試験をしようといっているのです。
なお、「n数を増やす」などの表現を取ることがありますが、これはn数をそのままサンプル数に置き換えればよく、「サンプル数を増やす」という意味があるわけです。
逆に試験等でn数を減らすといえば、サンプル数を減少させることに相当するといえます。
nイコール~の意味は【n=~】
かつ、このn数(サンプル数)を表記する際に、nイコール~(n=~)という表現を取る場合もあります。
このn=~の意味としては、n数が~個となることを表しているわけです。
具体的には、n=2であればサンプル数が2個、n=5であれあばサンプル数が5個、n=10であればサンプル数が10個という意味を持っているわけです。
統計においては大文字のNと小文字のnでは多少の意味が違う
なお、統計においてn数といっても大文字のNか小文字のnかでその意味が若干異なります。
広義の意味としては、上述の通りのサンプル数を意味しているわけですが、大文字のNでは母集団におけるサンプル数を表しているのです。
一方で、小文字のnは母集団ではなく、あくまで標本データ(実際に試験した少ないデータ)のサンプル数を示しているわけです。
まとめ n数の意味やnイコールの意味
ここでは「n数は日本語では何と言うのか」について解説しました。
n数とは英語のnumberの略であり、ビジネスや科学においてはサンプル数を意味しているのです。
よって、n数を増やすと表現すればサンプル数を増加させることに相当し、n数を減らすといえばサンプル数を減少させることを意味するわけです。
なお、nイコール〜でこのサンプル数がいくつかを表記することが基本です。
様々なビジネス用語を理解し、より効率よく業務を遂行していきましょう。
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