私たちが生活している中で字はわかるけれども読めない漢字と遭遇することがあるでしょう。
ただ、この漢字が覚えていないと何かと生活で困ることもあるため、理解しておくといいです。
中でもここでは「金へんに高い(鎬)の読み方や意味は?金へんに甘い(鉗)の読み方や意味は?」「金へんに争う(錚)の読み方や意味は?金へんに兄(鋭)の読み方や意味は?」について訓読みと音読み別に解説していきます。
金へんに高い(鎬)の読み方や意味は?
まず、金へんに高い(鎬)の読み方や意味について確認していきます。
金へんに高いと表記する漢字の「鎬」の読み方は、
・音読み:こう
・訓読み:しのぎ、なべ
と読みます。
この漢字は炊事用の「なべ」を意味します。「なべ」は「鍋」とも表記します。また、周の武王の都の名前「鎬京(こうけい)」も表します。
さらに、「鎬鎬(こうこう)」で「光り輝くさま。明らかなさま。」を表します。日本固有の意味として、刀身の両側に通っている高いすじ「しのぎ」を表します。「鎬を削る」という慣用句は激しく戦うことのたとえで使われます。
この漢字の音読みは音符「高」と同じ「こう」の音なので覚えやすいですね。
金へんに甘い(鉗)の読み方や意味は?
次に、金へんに甘い(鉗)の読み方や意味について確認していきます。
金へんに甘いと表記する漢字の「鉗」の読み方は、
・音読み:かん、けん
・訓読み:かなばさみ、くびかせ、と(じる)、はさ(む)
と読みます。
この漢字は金へんに口に物をはさむさまを示す音符「甘」が合わさって成り立っています。そこから首に挟んで罪人の自由を奪う刑具の「くびかせ」やものを挟む道具の「かなばさみ」を意味します。また、「口をとじる。つぐむ。」という意味も持ちます。
この漢字の音読みは音符「甘」と同じ「かん」の音の他に「けん」とも読むので、注意しましょう。
金へんに争う(錚)の読み方や意味は?
続いて、金へんに争う(錚)の読み方や意味についても確認していきましょう。
金へんに争うと表記する漢字「錚」の読み方は、
・音読み:そう
・訓読み:かね、どら
と読みます。
この漢字は金へんに力をいれて引き合う、あらそうの意味の音符「爭(争の旧字体)」が合わさって、「金属がうち当たる音の形容」、「かね、どら、打ち鳴らすかね」を表します。
また、「錚錚(そうそう)」は「並ぶものがないほど優れている様子。」、「金属などが澄んだ快い音を発する様子。」を表します。
この漢字の音読みは音符「爭」と同じ「そう」の音なので覚えやすいですね。
金へんに兄(鋭)の読み方や意味は?
最後に、金へんに兄(鋭)の読み方や意味について確認していきます。
金へんに兄と表記する漢字「鋭」の読み方は、
・音読み:えい
・訓読み:するど(い)、はや(い)
と読みます。
この漢字は金へんにむすばれたものが分解するの意の音符「兌(八に兄)」が合わさって、ものを分解する金属から「するどい」の意味を表します。
刀などの先端がとがっていることの他に頭脳の働きがはやいことや動きがすばやいこと、軍隊などが優れて強い(精鋭)ことなども表します。この漢字は「さとき」や「さとし」など名のりで使われることもあります。
まとめ 金へんに争う(錚)の読み方や意味は?金へんに兄(鋭)の読み方や意味は?
ここでは、金へんに高い(鎬)の読み方や意味は?金へんに甘い(鉗)の読み方や意味は?金へんに争う(錚)の読み方や意味は?金へんに兄(鋭)の読み方や意味は?について解説しました。
どれも難しい漢字のためこの機会に理解しておくといいです。
さまざまな漢字の意味や読み方を理解し日々の生活に役立てていきましょう。
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