私たちが普通に生活している中にも、さまざまな面白い科学現象が潜んでいます。
例えば、油(サラダ油などの食用油)や木(木材)などよく見かける物質が、電気を通すのか通さないのか理解していますか。
ここでは、これら油や木(木材)が電気を通すのか、通さないのかについて解説していきます。
油(サラダ油などの食用油)は電気を通す?通さない?
結論からいいますと、基本的に油(サラダ油など)は電気を通さない、絶縁性が高い材料といえます。
以下のようなものがサラダ油などの食用油に当たるのです。
これは油(サラダ油など)では内部にてイオンが伝わりにくい材料であるため(イオンが移動しにくい)に、電圧をかけても電流が流れにくい状態となっているのです。
なお、食用油だけではなく、機械油・潤滑油などでも同様に電気を通さないです。これは、油であれば物性が似ておりことが理由です。
ただ、機械油として機械の周りで使用している場合、金属粉や水が油に混じることがあります。金属や水は電気を通す物質であるため、これらを含んだ油ではある程度の導電性を持つケースがあるので、注意するといいです。
このような理由から、食用油などの油は基本的には電気を通さないが、金属等が混じると電気を通すようになることを理解しておきましょう。
木(木材)は電気を通す?電気を通さない?
なお、身近によく見かける材料として油だけではなく、木(木材)も挙げられます。もちろんご存知の通り木は以下のようなものといえます。
そして、結論から言いますとこれらの木は基本には電気を通さない、絶縁性の材料です。
これは、木も油と同様に電圧をかけても内部でイオンが伝導しないような材料だからです。
ただ先にも述べたように木であっても、水分を多く含む木材となると、電気伝導性が高まるわけです。これは、水分は通電性がある物質であるため、木の中にこれが入り込むことで通電性が高まるわけです。
まとめ
ここでは「油(食用油)や木(木材)は電気を通すのか通さないのか」について解説しました。
油(食用油)も木(木材)も基本的には、イオン伝導性が低い材料であるために、電気を通さない、絶縁性の材料といえます。
ただ例外もあり、金属や水が混じることで電気を通しやすくなることを理解しておくといいです。
身近な科学現象を理解して毎日の生活をより楽しんでいきましょう。
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