私たちが生活している中で字はわかるけれども読めない漢字と遭遇することがあるでしょう。
ただ、この漢字が覚えていないと何かと生活で困ることもあるため、理解しておくといいです。
中でもここでは矢へんに巨(矩)の読み方は?矢へんに委(矮)の読み方や意味は?矢へんに隹(雉)の読み方は?矢へんに引く(矧)の読み方や意味は?について訓読みと音読み別に解説していきます。
矢へんに巨(矩)の読み方や意味は?【漢字の読み方】
それではまず矢へんに巨と漢字の「矩」の読み方について確認していきます。
矢へんに巨と記載する漢字の「矩」の読み方は
・音読み:く
・訓読み:さしがね、のり
と読みます。
この「矩」の意味は、「L字型の定規(さしがね)」「四角」「基準」などがあります。
意味の中に、「四角」という意味がありますが、四角なら何でもいいというわけでなく、直角の四角という意味が一番強いです。おそらくここから、「きりつ」や「きまり」といった、お堅いイメージの意味がついてきたものと思われます。
なおこの漢字は、漢字検定準1級に出題される漢字なので、覚えておいても損はないでしょう。
矢へんに委(矮)の読み方や意味は?
続いて矢へんに委(矮)の読み方や意味についても確認していきましょう。
矢へんに委と記載する漢字の「矮」の読み方は
・音読み:わい、あい
・訓読み:ひく(い)、みじか(い)
と読みます。
「矮」の意味は、「ひくい」「みじかい」「体型がちいさい」とあります。
2006年に冥王星が、惑星から矮小惑星(現在は準惑星)の分類になったのは知っていますか?冥王星は、地球の衛星である”月”よりも小さな星だったことが、矮小惑星となった理由の一つです。
このように、小さいという意味の熟語には、たびたび使われる漢字になります。また、漢字検定1級にも出題される漢字なので、覚えておけば日本語の見聞が広がるかもしれませんね。
矢へんに隹(雉)の読み方や意味は?
さらには矢へんに隹(雉)の読み方や意味についても確認していきましょう。
矢へんに隹と記載する漢字の「雉」の読み方は
・音読み:ち、じ
・訓読み:きじ
と読みます。
「雉」の意味は、「鳥のきじ」です。意味というより、雉そのものを表す漢字ですね。
「雉」は何といっても、日本の国鳥であり、日本を象徴するものの一つです。オスはメスに比べて派手な色をしているので、実際見たことがある人もいるのではないでしょうか。
なお「雉」は、飛べない鳥としても有名で、羽が長時間飛行に適していないので、巣を地上に作り、土の中にいる虫を、くちばしで掘って食事をとります。
また、他にも「土でできた城の垣根」という意味もあるそうです。
矢へんに引く(矧)の読み方や意味は?
矢へんに引くと記載する漢字の「矧」の読み方は
・音読み:しん
・訓読み:は(ぐ)
と読みます。
この「矧」の意味は、「まして」「はぐき」などがあります。
この他に、「矢竹に羽を付けて弓を作る」という意味もあります。この意味だと、漢字にすべて集約されていて、とても理解しやすいですね。
ここから仮定のお話ですが、「はぐき」という意味は、歯を羽、歯茎を矢竹とし、「矢竹に羽を付けて弓を作る」という意味から、歯茎で歯を作るという意味に変化したのではないでしょうか。
まとめ 矢へんに隹(雉)や矢へんに引く(矧)の読み方や意味は?
ここでは、矢へんに巨(矩)の読み方は?矢へんに委(矮)の読み方や意味は?矢へんに隹(雉)の読み方は?矢へんに引く(矧)の読み方や意味は?について解説しました。
どれも難しい漢字のため、この機会に理解しておくといいです。
さまざまな漢字の意味や読み方を学び、毎日の生活に役立てていきましょう。
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