私たちが生活している中で字はわかるけれども読めない漢字と遭遇することがあるでしょう。
ただ、この漢字が覚えていないと何かと生活で困ることもあるため、理解しておくといいです。
中でもここでは「うかんむりに消(宵)の読み方や意味は?うかんむりに口と子(享)の読み方は?うかんむりに取(㝡)の読み方や意味は?」について訓読みと音読み別に解説していきます。
うかんむりに消(宵)の読み方や意味は?【漢字の読み方】
それではまずうかんむりに消(宵)の読み方について確認していきます。
うかんむりに消と記載する漢字の「宵」の読み方は
・音読み:しょう
・訓読み:よい
と読みます。
宵(よい)とは、日が暮れてきた夕方頃・またはそこから夜中までの時間帯を表しています。古くから夜の時間帯は、よい・よなか・あかときという名前で三区分されていたのは、あまり知られていないかもしれませんね。
もともとは「よなか」という言葉はなく、宵(よい)はもっと長い時間を意味していたようですが、時代の流れで変化していったようです。
また、夏に行われる祭事の前夜のことも指し、その際の祭事とは主に京都で行われる祇園祭のことを意味しています。
うかんむりに口に子(享)の読み方や意味は?【本当はなべぶた】
うかんむりに口に子と検索する方が多いものの、実際のところはうかんむりではなく「なべぶた」に口と子がついた漢字の「享」があります。
このうかんむりに口に子と勘違いする漢字の享の読み方や意味についても確認していきましょう。
うかんむりに口に子(本当はなべぶた)と記載する漢字の「享」の読み方は
・音読み:きょう
・訓読み:う(ける)・あ(たる)
と読みます。
享の字の子の部分はもともと違う文字だったのですが、間違って伝えられていき現在の形となります。
享は、台の上に祭られた神聖なもの(ご先祖様など)を表す象形文字を表しています。そのため、供物を供えることや捧げること、ありがたく受け取ること、という意味が込められています。
例えば「享受(きょうじゅ)」という言葉は、ありがたく受け取って味わうこと・楽しむことという意味で使われていますね。
また神様やご先祖様にお供えものをすることに関連して、目上の人や大切な人をもてなし食事などをふるまうことを表す字でもあり、「享宴(きょうえん)」という言葉がその意味となります。この字は現在では「饗宴」と表すことが一般的です。
名前にもよく使われている漢字で、その際には「あきら」や「すすむ」など、他にも複数の名前の読み方ができる漢字でもあります。
うかんむりに取(㝡)の読み方や意味は?
さらにはうかんむりに取(㝡)の読み方や意味についても確認していきましょう。
うかんむりに取と記載する漢字の「㝡」の読み方は
・音読み:さい
・訓読み:もっと(も)・も
と読みます。
㝡という字は一般的に使われる漢字ではありませんが、「最」という漢字の異形字になりますので、意味も最と同じ意味になります。
読み方のひとつである「もっと(も)」とは、他と比べて・またその分野の中で一番であることという意味を持ち、比べることのできないほど突出したものを表しています。㝡(最)という字はどんなものや状態の言葉とも合わせることができますので、意味だけに注目すれば広く使われているとも言えます。
まとめ うかんむりに口と子(享)の読み方は?うかんむりに取(㝡)の読み方や意味は?
ここでは、うかんむりに消(宵)の読み方や意味は?うかんむりに口と子(享)の読み方は?うかんむりに取(㝡)の読み方や意味は?について解説しました。
どれでも難しい漢字のためこの機会に覚えておくといいです。
さまざまな漢字を理解し日々の生活に役立てていきましょう。
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