私たちが生活している中で字はわかるけれども読めない漢字と遭遇することがあるでしょう。
ただ、この漢字が覚えていないと何かと生活で困ることもあるため、理解しておくといいです。
中でもここでは土へんに真(填)の読み方は?土へんに時(塒)の読み方は?土へんに申す(坤)の読み方は?土へんに曇(壜)の読み方は?について訓読みと音読み別に解説していきます。
土へんに真(填)の読み方や意味は?
それではまず、土へんに真の「填」の読み方について確認していきましょう。
土へんに真と記載します「填」の読み方は
・音読み:てん、でん、ちん、じん、し
・訓読み:うず (まる)、うず (める)、は(める)、ふさ(がる)、ふさ(ぐ)
と読みます。
「土」と「真」で、土でふさぐという意味を持ちます。そこから、空いた部分になにかを詰めたり埋め込んで満たす、という意味につながります。
また、太鼓や雷が盛んに鳴り響くのを表す言葉にも使われています。太鼓や雷の大きな音が鳴ると、他の音が聞こえない状態になるからでしょうか。
土へんに時(塒)の読み方や意味は?
続いて、土へんに時(塒)の読み方や意味について確認していきましょう。
土へんに時と記載します「塒」の読み方は
・音読み:し、じ
・訓読み:とぐろ、とや、ねぐら
と読みます。
音読みでの読み方は、つくりに「時(じ)」の字が入っているので覚えやすいと思います。
土で固めて作られた鳥の寝床という意味を持っています。転じて、鳥小屋の意味も持っています。この場合の鳥は、主に鶏(にわとり)をさすようですが、「とや」と読むときは、鷹(たか)を飼育する小屋を表すそうです。
土へんに申す(坤)の読み方や意味は?
次は、土へんに申す(坤)の読み方を確認しましょう。
土へんに申すと記載します「坤」の読み方は、
・音読み:こん
・訓読み:ひつじさる
と読みます。
漢字のつくりにあたる「申」の字には、伸びるという意味があることから、「坤」の字には生物を成長させる大地、という意味を持ちます。
読み方はよくわからないけれど、どこかで見覚えがある漢字だと思われた方は、暦や易学の占いで見たのではないでしょうか。
また、訓読みにあります「ひつじさる」は、干支で方角を表した際、西南を示す言葉でもあります。「申す」の字は干支の「申(さる)」とも読みますね。未(ひつじ)と申(さる)が組み合わせて「坤(ひつじさる)」になった、と考えても面白いかもしれません。かなり強引ですが、土と未を見比べていると、だんだん似て見えてくる気がしませんか?
土へんに曇(壜)の読み方や意味は?
土へんに曇と記載します「壜」の読み方は
・音読み:たん、どん
・訓読み:びん
と読みます。
漢字のつくりに用いられています「曇」が「どん」とも読めるので、音読みのひとつはこれで覚えやすいと思います。
土で作られた、注ぎ口がすぼんだ水がめや酒壺(さけつぼ)の意味を持っています。漢字が作られた遥か昔は、土器が主流だったことから「土」へんの「壜」が生まれたのでしょう。
また、「壜(びん)」と読むのは日本独自の使い方だそうです。一般的に「びん」と読む漢字は「瓶(びん)」が主流になっています。
まとめ 土へんに申す(坤)や土へんに曇(壜)の読み方は?
ここでは、土へんに真(填)の読み方は?土へんに時(塒)の読み方は?土へんに申す(坤)の読み方は?土へんに曇(壜)の読み方は?について解説しました。
どれも難しい漢字のためこの機会に理解しておくといいです。
さまざまな漢字の意味や読み方を学び、日々の生活に役立てていきましょう。
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