私たちが生活している中で字はわかるけれども読めない漢字と遭遇することがあるでしょう。
ただ、この漢字が覚えていないと何かと生活で困ることもあるため、理解しておくといいです。
中でもここではてへんに巻(捲)の読み方や意味は?てへんに茂の読み方は?てへんに耳3つ(攝)の読み方や意味は?てへんに散(撒)の読み方や意味は?について訓読みと音読み別に解説していきます。
てへんに巻(捲)の読み方や意味は?
それではまず、てへんに巻と漢字の「捲」の読み方について確認していきます。
てへんに巻と記載する漢字の「捲」の読み方は
・音読み:けん
・訓読み:ま(く)・まく(る)・めく(る)
と読みます。
この捲の意味は、
①まく・めくる・まきあげる
②こぶし・にぎりこぶし
→熟語としては「捲握(けんあく)」が有名ですね
③いきごむ・いさむ
「捲」と似た漢字に「巻」があります。「捲」と「巻」は同じ意味になります。あわせて覚えておきましょう。
また、「捲」を含む四字熟語に「捲土重来(けんどちょうらい)」があります。捲土重来とは、敗北や失敗によって一度は落ちた勢いを、再び盛り返して巻き返すことです。あまり聞き慣れない四字熟語なのではないでしょうか。意味をしっかり理解し、ぜひ日常生活でも使ってみてください。
「捲」を含む四字熟語は「捲土重来」のみなので、覚えておくと良いでしょう。
てへんに茂()の読み方は?
続いて、てへんに茂()の読み方についても確認していきましょう。
てへんに茂と記載する漢字の「」の読み方は
・音読み:
・訓読み:もて
と読みます。
この「」は国字(こくじ)という文字に分類されます。国字とは、中国の漢字の字体を真似してつくった日本独自の文字です。国字は訓読みのみで、音読みはありません。「畑(はたけ)」「峠(とうげ)」「凪(なぎ)」「辻(つじ)」なども、国字としてあげられます。
この「」がつく名字で「木(もてぎ)」があります。「」は名字にしか使われていません。なので、この「」という文字を初めて見たという人もいるかもしれませんね。とても珍しい漢字なので、覚えておきましょう。
てへんに耳3つ(攝)の読み方や意味は?
さてに、てへんに耳3つ(攝)の読み方や意味についても確認していきましょう。
てへんに耳3つと記載する漢字の「攝」の読み方は
・音読み:せつ・しょう
・訓読み:か(ねる)・か(わる)・と(る)
と読みます。
この攝の意味は、
①とる・とりこむ・とり入れる
②かねる・事をあわせ行う
③かわる・代行する
④おさめる・ととのえる
などが代表的です。
「攝」を使う熟語に「攝取」があります。これは「せっしゅ」と読みます。耳が4つもありますね。「攝取」は、取り入れて自分のものにするという意味です。
また、「攝」は「摂」の旧字体です。現在は「摂」と書くことが多いので、「摂」もあわせて覚えておくと良いでしょう。
てへんに散(撒)の読み方や意味は?
てへんに散と記載する漢字の「撒」の読み方は
・音読み:さん・さつ
・訓読み: ま(く)
と読みます。
この撒の意味は、
①まく・まきちらす
→代表的な熟語では「撒水(さんすい)」「撒布(さんぷ)」がありますね
②手を振りちぎること・見切りをつけてほったらかすこと
です。
「撒」は「散」を代用字とすることがあります。
代用字とは、常用漢字表にない漢字で書く時に、常用漢字表内の同音の漢字に置き換えて表す漢字のことです。「闇黒=暗黒」「棉花=綿花」「諒解=了解」なども代用字として挙げられます。代用字は他にもあるので、調べてみるとおもしろいかもしれませんね。
まとめ てへんに耳3つ(攝)やてへんに散(撒)の読み方や意味は?
ここでは、てへんに巻(捲)の読み方や意味は?てへんに茂()の読み方は?てへんに耳3つ(攝)の読み方や意味は?てへんに散(撒)の読み方や意味は?について解説しました。
どれも難しい漢字のためこの機会に理解しておくといいです。
さまざまな漢字の意味や読み方を学び、毎日の生活に役立てていきましょう。
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