私たちが生活している中で字はわかるけれども読めない漢字と遭遇することがあるでしょう。
ただ、この漢字が覚えていないと何かと生活で困ることもあるため、理解しておくといいです。
中でもここでは「てへんに句(拘)の読み方や意味は?てへんに幼い(拗)の読み方や意味は?てへんに歩く(捗)の読み方や意味は?てへんに居(据)の読み方や意味は?」について訓読みと音読み別に解説していきます。
てへんに句(拘)の読み方や意味は?
まず、てへんに句(拘)の読み方や意味について確認していきます。
てへんに句と表記する漢字の「拘」の読み方は、
・音読み:こう
・訓読み:かか(わる)、こだわ(る)、とど(める)、とら(える)
と読みます。
この漢字はてへんに曲がったかぎの象形である「句」が合わさって、かぎをひっかけてとめるの意味から「とどめる。とらえる。」の意味を表します。
また、「かかわる。こだわる。」、「かかえる。」、「持つ。」、「まがる。まげる。」の意味も持ちます。日本固有の意味としては、「拘(かかわ)らず」の形で、「関係なく」や「…ではあるけれども。」と反対の結果になる意を表します。
この漢字の音読みは音符「句」の「く」と異なる音「こう」なので、注意しましょう。
てへんに幼い(拗)の読み方や意味は?
次に、てへんに幼い(拗)の読み方や意味について確認していきます。
てへんに幼いと表記する漢字の「拗」の読み方は、
・音読み:おう、よう
・訓読み:こじ(れる)、す(ねる)、ねじ(れる)
と読みます。
この漢字はてへんに「幼」が合わさってできています。「幼」は糸の先端を表す「幺」と力強い腕を表す「力」が合わさって、「力が小さい。幼い。」を意味します。そこから、「拗」は「おる。手折る。」または、「ねじれる。すねる。ひねくれる。」の意味を表します。
この漢字の音読みは音符「幼」と同じ「よう」の音の他に「おう」とも読むので、覚えておきましょう。例えば、心がひねくれて強情なことを表す熟語「拗強」は「ようきょう」とも「おうきょう」とも読みます。
てへんに歩く(捗)の読み方や意味は?
続いて、てへんに歩く(捗)の読み方や意味についても確認していきましょう。
てへんに歩くと表記する漢字「捗」の読み方は、
・音読み:ちょく
・訓読み:はかど(る)
と読みます。
この漢字はてへんに左右の足あとの象形であるくを意味する「步(歩の旧字体)」が合わさって、「うつ。たたく。」の意味を表します。
また、「おさめる」という意味も持ちます。日本固有の意味としては、仕事がはやく進むことを表す「はかどる」の意味を表します。捗捗しい(はかばかしい)は難読ですが、覚えておくと良いかもしれませんね。
てへんに居(据)の読み方や意味は?
最後に、てへんに居(据)の読み方や意味について確認していきます。
てへんに居と表記する漢字「据」の読み方は、
・音読み:きょ
・訓読み:す(える)、す(わる)
と読みます。
この漢字は、てへんに固いの意味をもつ「居」が合わさって「手をこわばらせて働く」という意味を持ちます。
また、「よる。よりどころ。よりどころにする。」も表します。また日本固有の意味として、場所を定めてしっかり置く「すえる」、じっと動かないようになる「すわる」を表します。これらは「居」の「いる」という意味から類推して使われるようになりました。
この漢字の音読みは音符「居」と同じ「きょ」の音なので覚えやすいですね。
まとめ てへんに歩く(捗)の読み方や意味は?てへんに居(据)の読み方や意味は?
ここでは、てへんに句(拘)の読み方や意味は?てへんに幼い(拗)の読み方や意味は?てへんに歩く(捗)の読み方や意味は?てへんに居(据)の読み方や意味は?について解説しました。
どれも難しい漢字のためこの機会に理解しておくといいです。
さまざまな漢字の意味や読み方を覚え、日々の生活に役立てていきましょう。
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