私たちが生活している中で字はわかるけれども読めない漢字と遭遇することがあるでしょう。
ただ、この漢字が覚えていないと何かと生活で困ることもあるため、理解しておくといいです。
中でもここではてへんに日に土(捏)の読み方や意味は?てへんに重(挿)の読み方や意味は?てへんに卵(抑)の読み方や意味はてへんに奉(捧)の読み方や意味は? について訓読みと音読み別に解説していきます。
てへんに日に土(捏)の読み方や意味は?
それではまず、てへんに日に土と漢字の「捏」の読み方について確認していきます。
てへんに日に土と記載する漢字の「捏」の読み方は
・音読み:ねつ・でつ
・訓読み:こ(ねる)・つく(ねる)
と読みます。
この捏の意味は、
①こねる・ひねる・こねまわす
②でっちあげる・こじつけるであり、熟語では「捏造(ねつぞう)」が代表的です。
③ 魚肉や鶏肉などのすり身を団子状や棒状に成形した食品
です。
「つくね」と似た食べ物に「つみれ」があります。
鶏肉や豚肉のミンチで作ったものをつくね、魚肉のすり身で作ったものをつみれ、と誤解している人も多いかもしれませんね。実は材料の違いではなく、調理方法が違うのです。
材料をこね混ぜるところまでは同じなのですが、
丸く成形したものを「つくね」、すくい取って鍋に入れるものを「つみれ」と言います。
この2つの違いを誤解していた人は正しく覚えなおしておきましょう。
てへんに重(挿)の読み方や意味は?
続いて、てへんに重(挿)の読み方や意味についても確認していきましょう。
てへんに重と記載する漢字の「挿」の読み方は
・音読み:そう
・訓読み:さ(す)・はさ(む)・さしはさ(む)・す(げる)
と読みます。
この挿の意味は、
さす・物の間にさし込む・さしはさむ
「挿花(そうか)」「挿話(そうわ)」「挿入(そうにゅう)」「挿画(そうが)」
です。
難読漢字に「挿頭」があります。これは「かざし」と読みます。
「挿頭」とは、大昔の日本人が神事の時に冠に挿した花や枝のことです。
儀式によって使用する花や枝は異なり、多少は個人の趣味志向が反映されますが、あくまで装身具とは違う儀礼の道具のことを言います。
豆知識として覚えておくと良いでしょう。
てへんに卵(抑)の読み方や意味は?
さらに、てへんに卵(抑)の読み方や意味についても確認していきましょう。
なおてへんに卵と検索される方は、卵ではなく卯に手へんがついた「抑」の意味や読み方を知りたいと思いますので、こちらを解説します。
てへんに卵と記載する漢字の「抑」の読み方は
・音読み: よく
・訓読み:おさ(える)・そもそも・ふさ(ぐ)
と読みます。
この抑の意味は、
①おさえる・おさえつける・ふさぐがあり、熟語では「抑圧(よくあつ)」「抑止(よくし)」「抑制(よくせい)」が有名ですね。
②そもそも・話題を一転する語
です。
「そもそも」という言葉は日常生活でもよく使う言葉ですが、漢字では「抑」と書くことは知らない人が多いでしょう。知っておくと自慢できるかもしれませんね。
てへんに奉(捧)の読み方や意味は?
てへんに奉と記載する漢字の「捧」の読み方は
・音読み: ほう
・訓読み: かか(える)・ささ(げる)
と読みます。
この捧の意味は、
①ささげる・ささげ持つ・さしあげるで、熟語では「捧持(ほうじ)」「捧呈(ほうてい)」「捧読(ほうどく)」など難しめなものがほとんどですね。
②両手で持ち上げるようにしてかかえる「捧腹(ほうふく)」と読んだりします。
です。
ちなみに「捧(ささげ)」という名字があります。全国で約2,100人しかいないので、とても珍しい名字ですね。
まとめ てへんに卵(抑)の読み方や意味はてへんに奉(捧)の読み方や意味は?
ここでは、てへんに日に土(捏)の読み方や意味は?てへんに重(挿)の読み方や意味は?てへんに卵(抑)の読み方や意味はてへんに奉(捧)の読み方や意味は?について解説しました。
どれも難しい漢字のためこの機会に理解しておくといいです。
さまざまな漢字の意味や読み方を理解し毎日の生活に役立てていきましょう。
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