私たちが生活している中で字はわかるけれども読めない漢字と遭遇することがあるでしょう。
ただ、この漢字が覚えていないと何かと生活で困ることもあるため、理解しておくといいです。
中でもここではしめすへんに右(祐)の読み方や意味は?しめすへんに寿(祷)の読み方や意味は?しめすへんに末(袜)の読み方や意味は?しめすへんに石(祏)の読み方や意味は?について訓読みと音読み別に解説していきます。
しめすへんに右(祐)の読み方や意味は?
はじめに、しめすへんに右(祐)の読み方や意味を確認していきましょう。
しめすへんに右と表記する漢字の「祐」の読み方は、
音読み:ゆう
訓読み:たす(け)、たす(ける)
と読みます。
この漢字は「示」に音符「右」が合わさって成り立っています。音符「右」は「助ける」を意味します。それに「示」が付いて、「神の助け。」を意味します。
漢字検定準一級のやや難しい漢字ですが、人名に用いられ「さち・すけ・たすく・ち・よし」と多くの名乗り読みがあります。
しめすへんに寿(祷)の読み方や意味は?
つぎに、しめすへんに寿(祷)の読み方や意味について確認していきましょう。
しめすへんに寿と表記する漢字の「祷」の読み方は、
・音読み:とう
・訓読み:いの(る)、まつ(る)
と読みます。
この漢字は「禱」の簡易慣用字体です。音符「壽(寿)」は「いのちながからんことをいのる」の意味です。
それに「神・祭事・神のくだす禍福」を表す「示」が付いて、「いのる。神にことを告げてさいわいを願い求める。また、いのり(祈祷)。」を意味します。
また、「まつる。」も意味します。「祷」は漢字検定準一級のやや難しい漢字ですが、名前にも用いられる漢字です。「いのり・いのる」といった名乗り読みがあります。
しめすへんに末(袜)の読み方や意味は?
次に、しめすへんに末(袜)の読み方や意味について確認していきましょう。
しめすへんに末と表記する漢字の「袜」の読み方は、
・音読み:ばつ
・訓読み:―
と読みます。
この漢字は、正確には「しめすへん」ではなく衣に関する漢字「ころもへん」が付く漢字です。ころもへんに「末」が合わさって「はらまき。はらおび。」、「おび。」、「たび。くつした。」を意味します。
この漢字は日常生活であまり目にしない難しい漢字です。音読みは「ばつ」です。音符「末」は「まつ」という読みが一般的ですが、「末造(ばつぞう)」のように「ばつ」の読みもあることを知っていれば覚えやすいですね。
ころもへん(衤)としめすへん(ネ)は形がよく似ているので、テストや入試等でもよく問われます。ころもへんは「衣」がもとになっているので五画、しめすへんは「示」がもとになっているので四画です。間違わないように注意しましょう。
しめすへんに石(祏)の読み方や意味は?
続いて、しめすへんに石(祏)の読み方や意味についても確認していきましょう。
しめすへんに石と漢字「祏」の読み方は、
・音読み:せき
・訓読み:―
と読みます。
この漢字は、しめすへんに音符「石」が合わさって成り立っています。音符「石」はそのまま「いし」の意味を表します。それにしめすへんがついて、石で作られた「位牌。」を意味します。
また、「宋廟(おたまや)の木主(ぼくしゅ)を安置する石室。」の意味も持ちます。宋廟とは、「祖先の霊をまつってあるところ。祖先のみたまや。」、「皇室の祖先をまつったみたまや。」という意味です。
もともと中国で共通の血縁関係をもつ氏族が祖先をまつる祭を行う廟のことを指します。日本では伊勢神宮と石清水八幡宮が二所宋廟と言われています。「木主」とは、「みたましろ、また位牌」のことです。
「祏」も日常生活ではあまり見かけないとても難しい漢字ですが、音符「石」と同じ「せき」の音なので、読むことは容易かもしれませんね。
まとめ しめすへんに末(袜)やしめすへんに石(祏)の読み方や意味は?
ここでは、しめすへんに右(祐)の読み方や意味は?しめすへんに寿(祷)の読み方や意味は?しめすへんに末(袜)の読み方や意味は?しめすへんに石(祏)の読み方や意味は?について解説しました。
どれも難しい漢字のためこの機会に理解しておくといいです。
さまざまな漢字の意味や読み方になれ、日々の生活に役立てていきましょう。
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