科学的な解析を行う際に、よく読み方や意味がわからない記号に遭遇することがよくあります。
ただ、わからない表記をそのままにしておくとその意味を理解できなくなるので、各記号の意味や読み方について学んでおくといいです。
中でもここでは「単位の記号のρの読み方はローで、意味は密度や抵抗率を表すのか」という基礎的な内容について解説していきます。
記号ρの意味は密度や抵抗率を表す。読み方はロー。単位は?
結論から言いますと記号ρはローと読みます。
そして、この表記のρは密度や抵抗率を表しています。
例えば密度としてρが使われているものとしては、以下のようなサイトがあります。
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なお、この密度としてρ(ロー)を表す際の単位としては、kg/m3やg/cm3 などのいわゆる単位体積あたりの質量(密度の定義)として表記します。
他にもこのρ(ロー)という記号は抵抗率の単位として、使うケースもよくあります。
この抵抗率(電気抵抗率、比抵抗)としてのρの単位としては、オームメートル(Ω、m)を使用します。
これは抵抗率ρの意味として、抵抗×面積÷長さという式があり、抵抗の単位はΩ、面積の単位がm2、長さの単位がmであることを考慮すると、ローの単位は上述の通りとなるわけです。
ρ(ロー)の書き方は?
このように、様々な意味を表す記号としてギリシャ文字のρ(ロー)が使用されるわけですが、その書き方も覚えておくといいです。
具体的にρ(ロー)の書き方はまず、丸の部分を上から左回りに書いていきます。
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そして、円が描けた後にそのまま突き抜けるような感じで、左の棒を記載していくのです。
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これが、ギリシャ文字のρ(ロー)の書き方といえます。
ギリシャ文字ではローに限らず、はみ出している線がいくつか含まれていることが多いですが、基本的に最後に書くことを覚えておくとその書き方をより理解しやすくなるのです。
まとめ
ここでは、科学分野でよく出てくる記号のρ(ロー)の意味や単位、読み方、書き方について解説しました。
記号(ギリシャ文字)のρの意味としては、密度や抵抗率を表し、ローと読みます。
密度としてのρの単位ではkg/m3などを使うのが基本です。一方で、抵抗率としてのρ(ロー)の単位としては、Ω、m(オームメートル)を使います。
なお、ρの書き方はまず反時計回りに円を書いて突き抜けると理解しておくといいです。
ρをはじめとしたギリシャ文字の扱いに慣れ、業務等に役立てていきましょう。
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