私たちが生活している中で字はわかるけれども読めない漢字と遭遇することがあるでしょう。
ただ、この漢字が覚えていないと何かと生活で困ることもあるため、理解しておくといいです。
中でもここではのぎへんに歳(穢)の読み方は?のぎへんに油の右(秞)の読み方や意味は?のぎへんに羊(祥)の読み方は?のぎへんに早(稈)の読み方や意味は?について訓読みと音読み別に解説していきます。
のぎへんに歳(穢)の読み方や意味は?
それではまずのぎへんに歳と記載する漢字の「穢」の読み方や意味について確認していきます。
のぎへんに歳と記載する漢字の「穢」の読み方は
・音読み:あい、え、わい
・訓読み:けが(れる)、あ(れる)、きたな(い)、わる(い)
と読みます。
この穢という漢字の意味は、けがれ、けがれることです。
また、あれる、雑草が生い茂ることを意味します。
他に、わるい、わるものという意味があります。
穢は、穢れる(けがれる)などの言葉で見る機会がある漢字ではないでしょうか。
一方で、音読みの読み方で使用する言葉で日常よく見るものがあまりないため、
穢れることを意味する「汚穢」(おわい・おあい)や、この世、現世を意味する「穢土」(えど)などの言葉と合わせて覚えると良いでしょう。
のぎへんに油の右(秞)の読み方や意味は?
続いてのぎへんに油の右(秞)の読み方や意味についても確認していきましょう。
のぎへんに油の右と記載する漢字の「秞」の読み方は
・音読み:ゆう
・訓読み:
と読みます。
秞の訓読みはありません。
この秞という漢字の意味は、作物がしげることです。
秞は、日常よく見る漢字ではありませんが、秞の右側の「由」と同じ読みと覚えると良いでしょう。
なお、秞に似たかたちの漢字として、「釉」があります。釉は「ゆう」、「うわぐすり」などと読み、うわぐすりなどの意味があります。
こちらの漢字は、焼物の話題などで出てくる「釉薬」(ゆうやく)などで見る機会があるのではないでしょうか。
のぎへんに羊(祥)の読み方や意味は?
さらにはのぎへんに羊についても確認していきます。
ただ多くの方がのぎへんに羊と思っているものは、実は「しめすへんに羊」と記載する「祥」の場合が多いです。
そのためここではこの祥の読み方や意味について確認していくこととします。
しめすへんに羊(のぎへんに羊と勘違いしやすい)と記載する漢字の「祥」の読み方は
・音読み:しょう
・訓読み:さいわ(い)、さち、きざ(し)
と読みます。
この祥という漢字の意味は、さいわい、さち、めでたいことです。
また、きざし、まえぶれを意味します。
他に、喪明けの祭りという意味があります。
祥を使用した言葉には、「発祥」(はっしょう)や「不祥事」(ふしょうじ)などがあります。
読み方は、音読みはこれらの言葉と合わせて、訓読みは、祥の意味と合わせて覚えると良いでしょう。
のぎへんに早(稈)の読み方や意味は?
のぎへんに早と記載する漢字の「稈」の読み方は
・音読み:かん
・訓読み:わら
と読みます。
正確には、稈の右側は、「早」ではなく、かわくことなどを意味する「旱」です。
この稈の意味としては、わら、稲や麦などの穀物の茎のことです。
稈を使用した言葉で、日常よく見るものがあまりありませんが、
むぎわらを意味する「麦稈」(ばっかん)、稈長の短いこと(品種)を意味する「短稈」(たんかん)などの言葉や、稈の意味と合わせて読み方を覚えると良いでしょう。
まとめ のぎへんに羊(祥)やのぎへんに早(稈)の読み方や意味は?【漢字の音読み・訓読み】
ここでは、のぎへんに歳(穢)の読み方は?のぎへんに油の右(秞)の読み方や意味は?のぎへんに羊(祥)の読み方は?のぎへんに早(稈)の読み方や意味は?について解説しました。
どれも難しい漢字のためこの機会に理解しておくといいです。
さまざまな漢字の意味や読み方を学び、日々の生活に役立てていきましょう。
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