私たちが生活している中で字はわかるけれども読めない漢字と遭遇することがあるでしょう。
ただ、この漢字が覚えていないと何かと生活で困ることもあるため、理解しておくといいです。
中でもここでは虫へんに暇の意味や読み方は?虫へんに周(蜩)の読み方や意味は?虫へんに合う(蛤)の読み方は?虫へんに見る(蜆)の読み方や意味は?について訓読みと音読み別に解説していきます。
虫へんに暇の読み方や意味は?【漢字の読み方】
それではまず虫へんに暇の読み方について確認していきたいところですが、残念ながら虫へんに暇という漢字は、 Unicode(文字コードの業界規格)上には存在していませんでした。
なお、よく似た漢字に虫へんに叚と書く「蝦」という漢字があります。
虫へんに叚と記載する漢字の「蝦」の読み方は
・音読み:か、が
・訓読み:えび、がま
と読みます。
意味は、水生生物の「えび」特に形の大きなものと、両生類のかえるの一種「ガマ」を指します。
エビとカエル、2種とも生態系が別の生き物ですが、この漢字では同一で考えられています。それはなぜでしょうか。
一説には、「虫」という漢字がグロテスクな蝮の頭を成り立ちとしていて、それと同等のグロテスクさをもったエビやカエルが、まとめてこの文字にあてられたのではないかと考えられています。
虫へんに周(蜩)の読み方や意味は?
続いて虫へんに周(蜩)の読み方や意味についても確認していきましょう。
虫へんに周と記載する漢字の「蜩」の読み方は
・音読み:ちょう
・訓読み:せみ、ひぐらし
と読みます。
この「蜩」の意味は、昆虫の「せみ」またはその一種の「ひぐらし」を指します。
ひぐらしは、7~9月辺りに出現し、早朝や夕方に「カナカナ」と鳴くセミです。日本のほぼ全域に生息し、北は北海道南部、南は鹿児島県奄美大島までいます。
「カナカナ」と鳴くことから、そのまま”かなかな”と呼ばれることもあります。まだ、晩夏辺りに出没するので、秋の季語としても用いられます。
虫へんに合う(蛤)の読み方や意味は?
さらには虫へんに合う(蛤)の読み方や意味についても確認していきましょう。
虫へんに合うと記載する漢字の「蛤」の読み方は
・音読み:こう
・訓読み:はまぐり
と読みます。
この「蛤」の意味は、二枚貝の「はまぐり」を指します。
ハマグリは「浜栗」とも書き、内湾の砂泥地にすみ、殻は丸みのある三角形で、殻長8センチ程あります。北海道南部より南に生息しています。現代では、日本の在来種は干潟の減少や水質汚染などによって急減しており、絶滅危惧種に指定されています。
あくまで仮説ですが、虫へんに合うという形は、合わせ貝から着想を得たのかもしれませんね。
虫へんに見る(蜆)の読み方や意味は?
虫へんに見ると記載する漢字の「蜆」の読み方は
・音読み:けん
・訓読み:しじみ、みのむし
と読みます。
この「蜆」の意味は、二枚貝の「しじみ」を指します。
しじみは、汽水域から淡水域に棲息する二枚貝です。貝殻は三角形で、殻表は黒色が多く、輪脈があります。主に食用とされているのはヤマトシジミという種で、日本の内水面漁業の最も重要(最大)の漁業資源でになります。
さて、なぜ虫へんに見るなのでしょう。もしかしたら、水面下のシジミはまるで瞳のように見えたのではないでしょうか。そこから”見る”がついたのかもしれませんね。
まとめ 虫へんに合う(蛤)や虫へんに見る(蜆)の読み方や意味は?
ここでは、虫へんに暇の意味や読み方は?虫へんに周(蜩)の読み方や意味は?虫へんに合う(蛤)の読み方は?虫へんに見る(蜆)の読み方や意味は?について解説しました。
どれも難しい漢字のためこの機会に理解しておくといいです。
さまざまな漢字の意味や読み方を学び、日々の生活に活かしていきましょう。
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