私たちが生活している中で字はわかるけれども読めない漢字と遭遇することがあるでしょう。
ただ、この漢字が覚えていないと何かと生活で困ることもあるため、理解しておくといいです。
中でもここでは口へんに宣(喧)の読み方や意味は?口へんに燕(嚥)の読み方や意味は?口へんに羊(咩)の読み方や意味は?口へんに玄(呟)の読み方や意味は?について訓読みと音読み別に解説していきます。
口へんに宣(喧)の読み方や意味は?
はじめに、口へんに宣(喧)の読み方や意味について確認していきましょう。
口へんに宣と表記する漢字の「喧」の読み方は、
・音読み:けん
・訓読み:かまびす(しい)、やかま(しい)
と読みます。
この漢字の音符「宣」は天子が臣下に自分の意思をのべ、ゆきわたらせる部屋の意味で、一般に「のべる。」の意味を表します。「喧」は、それに口へんが付いて、「大声でのべる。」、「かまびすしい。」、「やかましい。大声でがやがや言う。」の意味を表します。
また、「盛大なさま。」、「きわだって現れるさま。」も意味します。漢字検定準一級のやや難しい漢字ですが、代表的な熟語として、「喧嘩(けんか)」の「喧」で覚えておくといいでしょう。
ちなみに「喧嘩」の本来の意味は「やかましい。やかましく言い立てる。」で、日本独自に用いられる意味として「争い。言い合い。殴り合い。」があります。
口へんに燕(嚥)の読み方や意味は?
次に、口へんに燕(嚥)の読み方や意味について確認していきましょう。
口へんに燕と表記する漢字の「嚥」の読み方は、
・音読み:えん
・訓読み:のど、の(む)
と読みます。
この漢字の音符「燕」は咽に通じ、のむの意味を表します。それに口へんが付いて、「のど。」「のむ。のみこむ。」を表します。
漢字検定一級の難しい漢字ですが、間違って飲み込むことを表す熟語「誤嚥(ごえん)」の「嚥」で覚えましょう。ちなみに音符の「燕」は元々「つばめ」を表す象形文字です。
口へんに羊(咩)の読み方や意味は?
続いて、口へんに羊(咩)の読み方や意味についても確認していきましょう。
口へんに羊と表記する漢字「咩」の読み方は、
・音読み:び、み
・訓読み:―
と読みます。
この漢字は口へんに音符「羊」が合わさって成り立っています。「咩」は「羊が鳴く。」、「羊の鳴き声。」を意味します。「メエー」のように擬声語として用いられるようです。
一般的な漢和辞典に記載されておらず、日本ではあまり使われない漢字です。
口へんに玄(呟)の読み方や意味は?
最後に、口へんに玄(呟)の読み方や意味について確認していきましょう。
口へんに玄と表記する漢字「呟」の読み方は、
・音読み:けん、げん
・訓読み:つぶや(く)
と読みます。
この漢字は口へんに音符「玄」が合わさって成り立っています。漢字の意味は「大きい声の形容。」です。しかし、日本独自に用いられる意味は「つぶやく。小声でぶつぶつひとりごとを言う。また、つぶやき。」です。
大きな声を表す本来の意味と、ささやき声を表す日本固有の意味が全く反対なのはこの漢字の面白いところですね。音符「玄」は「つる」もしくは「おくふかい。かすか。」の意味を共通して持ちます。
日本固有の「つぶやく。」の意味は「かすか。」から由来すると考えられます。「呟」も漢字検定一級の難しい漢字です。日本では「呟」の音読みを用いた熟語はほとんどありません。「つぶや(く)」と言う訓読みをしっかりと覚えましょう。
まとめ 口へんに羊(咩)や口へんに玄(呟)の読み方や意味は?
ここでは、口へんに宣(喧)の読み方や意味は?口へんに燕(嚥)の読み方や意味は?口へんに羊(咩)の読み方や意味は?口へんに玄(呟)の読み方や意味は?について解説しました。
どれも難しい漢字のためこの機会に理解しておくといいです。
さまざまな漢字の意味や読み方を学び、日々の生活に役立てていきましょう。
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