私たちが生活している中で字はわかるけれども読めない漢字と遭遇することがあるでしょう。
ただ、この漢字が覚えていないと何かと生活で困ることもあるため、理解しておくといいです。
中でもここでは車へんに害(轄)の読み方や意味は?車へんに九(軌)の読み方や意味は?車へんに鹿(轆)の読み方や意味は?車へんに副(輻)の読み方や意味は?について訓読みと音読み別に解説していきます。
車へんに害(轄)の読み方や意味は?
はじめに、車へんに害(轄)の読み方や意味について確認していきましょう。
車へんに害と表記する漢字の「轄」の読み方は、
・音読み:かつ
・訓読み:くさび、とりし(まる)
と読みます。
この漢字の音符「害」は「さまたげる。」を意味します。「轄」はそれに車へんが付いて、車が車軸からずれ抜けるのを妨げるための「くさび。」の意味を表します。
また、それが車軸の先端に着けられ車輪の機能を締めくくる部分であることから、「締めくくる。取り締まる。」も表します。加えて、「車の軸と轂(こしき)とがすれ合う音。」も表します。
この漢字の音読みは中学校で学習します。「管轄(かんかつ)」や「所轄(しょかつ)」といった熟語でしっかり覚えましょう。どちらの熟語の「轄」も「締めくくる。取り締まる。」の意味で用いられています。
車へんに九(軌)の読み方や意味は?
次に、車へんに九(軌)の読み方や意味について確認していきましょう。
車へんに九と表記する漢字の「軌」の読み方は、
・音読み:き
・訓読み:わだち
と読みます。
この漢字の音符「九」は曲がって尽きるという意味を表します。それに車へんが合わさって、車のわだちがどこまでも曲がりながら伸びやがて地平線上に尽きるさまを表し、「わだち。」を意味します。
また、「車の輪と輪の間。」、「車の軸の先端。」、道路や天体の動く道(軌道)や人のふみ行うべきみち(常軌)や手本などを表す「みち。」、「従う。より従う。」、「内乱。」といった意味があります。
「軌」も中学校で学習するので覚えておきたい漢字です。音符「九」は「きゅう」もしくは「く」の音を表し、「軌」の「き」とは異なるので注意するといいです。
また、人名に用いられる漢字で名のり読みに「のり」があるので、一緒に覚えておきましょう。
車へんに鹿(轆)の読み方や意味は?
続いて、車へんに鹿(轆)の読み方や意味についても確認していきましょう。
車へんに鹿と表記する漢字「轆」の読み方は、
・音読み:ろく
・訓読み:―
と読みます。
この漢字は、車へんに音符「鹿」が合わさって成り立っています。漢字の意味は車の轅(ながえ)にまきつけて轅を堅固なものにし、かざりとする「ながえしばり」を表します。また「轆轆(ろくろく)」は車の走る音の形容です。
さらに、「轆轤(ろくろ)」は本来は滑車の意味を表しますが、日本独自に用いられる意味として陶芸などで使う回転して円形のものを作る器械を表します。漢字検定一級の難解な漢字です。
音符「鹿」は「ろく」の音を表し、「轆」も「ろく」と読むので覚えやすいですね。ちなみに、鹿児島の「鹿(か)」は訓読みです。
車へんに副(輻)の読み方や意味は?
最後に、車へんに副(輻)の読み方や意味について確認していきましょう。
車へんに副の左側と表記する漢字「輻」の読み方は、
・音読み:ふく
・訓読み:や
と読みます。
この漢字は車に音符「畐」が合わさって成り立っています。漢字の意味は轂(こしき)と輪をつらね支えるために轂から輪に向かって放射状に組まれた細い棒「車のや。」を表します。
この漢字も漢字検定一級の難しい漢字です。
まとめ 車へんに鹿(轆)や車へんに副(輻)の読み方や意味は?
ここでは、車へんに害(轄)の読み方や意味は?車へんに九(軌)の読み方や意味は?車へんに鹿(轆)の読み方や意味は?車へんに副(輻)の読み方や意味は?について確認しました。
どれも難しい漢字のため、この機会に理解しておくといいです。
さまざまな漢字の意味や読み方を学び、日々の生活に役立てていきましょう。
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