私たちが生活している中で字はわかるけれども読めない漢字と遭遇することがあるでしょう。
ただ、この漢字が覚えていないと何かと生活で困ることもあるため、理解しておくといいです。
中でもここではこざとへんに卓（悼）の読み方や意味は？こざとへんに付（附）の読み方や意味は？こざとへんに日（阳）の読み方や意味は？こざとへんに千（阡）の読み方や意味は？について訓読みと音読み別に解説していきます。
こざとへんに卓（悼）の読み方や意味は？
はじめに、こざとへんに卓（悼）の読み方や意味について確認していきましょう。 この漢字のことをこざとへんと勘違いしている人が多いですが、正確にはりっしんべん（忄）なのでこの機会に覚えておくといいです。
こざとへんに卓（正解はりっしんべんに卓）と表記する漢字の「悼」の読み方は、
・音読み：とう
・訓読み：いた（む）
と読みます。
心や心臓を表すりっしんべんに、たかくおどり上がるの意味の音符「卓」が合わさって、心が悲しみのために動揺するの意味を表します。
そこから「おそれる。」、「いたむ。」、「悲しむ。人の死をいたみ悲しむ。気の毒に思う。あわれむ。」といった意味を表します。「悼」は中学校で学習する常用漢字なのでしっかり覚えましょう。
こざとへんに付（附）の読み方や意味は？
次に、こざとへんに付（附）の読み方や意味について確認していきましょう。
こざとへんに付と表記する漢字の「附」の読み方は、
・音読み：ふ、ぶ
・訓読み：つ（く）、つ（ける）
と読みます。
この漢字は、阝と音符「付」が合わさって成り立っています。音符「付」は封に通じ、土もりをした小山を意味します。また、「手で物を与える・たのむ・つけるの意味」も表します。「附」は「付」に通じて使われます。
よって、「附」の意味は、「つく。くっつく。接着する。たよる。従う。心を寄せる。親しむ。近づく。また、寄り集まる。」、「つける。くっつける。接着させる。寄せる。託する。従える。増す。増し加える。」を表します。
また、「附婁（ふろう）」は「小さい丘。」を意味します。「附」は音符「付」と同じ「ふ」と読むので、覚えやすいですね。「附」は中学校で学習する常用漢字なので、しっかり覚えましょう。
こざとへんに日（阳）の読み方や意味は？
続いて、こざとへんに日（阳）の読み方や意味について確認していきましょう。
こざとへんに日と表記する漢字の「阳」の読み方は、
・音読み：よう
・訓読み：いつわ（る）、ひ、ひなた
と読みます。
この漢字は、「陽」の異体字です。「阳」は、丘や丘状に盛り土したもの、丘に関連する地形やその状態を表す「阝」に音符「日」が合わさって、丘の日のあたる場所「ひなた。」を意味します。
日本ではあまり使われない漢字ですが、「ひ。太陽。」、「ひなた。」、「あらわれる。また、あきらか。」、「うわべ。見せかけ。」、「いつわる。」、「生きる。生。」、「きよい。住む。」、「高く大きい。また、貴い。」といった意味があります。同じく「陽」の異体字には「阦」もあります。
こざとへんに千（阡）の読み方や意味は？
続いて、こざとへんに千（阡）の読み方や意味についても確認していきましょう。
こざとへんに千と表記する漢字「阡」の読み方は、
・音読み：せん
・訓読み：あぜみち、しげ（る）、はかみち、みち
と読みます。
この漢字は、阝と音符「千」が合わさって成り立っています。音符「千」は「多い。」を意味します。それに、丘を表す「阝」が付いて、耕作地の中を南北に通じる多くの小道「あぜみち。」を表します。
また、「みち。道路。」、「墓道。」、「さかん。草花がさかんな形容。」も意味します。さらに、「千」と同じ意味も持ちます。「千」は「百の十倍。」、「千たび。また、千たびする。」、「数が多い。」を意味します。
ちなみに、「阡」は南北に通じるあぜみちを表す漢字ですが、東西に通じるあぜみちは「陌（はく）」と表すそうです。「阡」は漢字検定一級の難しい漢字ですが、音符「千」と同じ「せん」という音読みなので覚えやすいですね。
まとめ こざとへんに日（阳）やこざとへんに千（阡）の読み方や意味は？
ここでは、こざとへんに卓（悼）の読み方や意味は？こざとへんに付（附）の読み方や意味は？こざとへんに日（阳）の読み方や意味は？こざとへんに千（阡）の読み方や意味は？について解説しました。
どれも難しい漢字のためこの機会に理解しておくといいです。
さまざまな漢字の意味や読み方を学び、毎日の生活に役立てていきましょう。
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